タグ： DXコオロギ卓

一人称：ぼく 二人称：きみ、あなた 好きなもの：コミック、アニメ、ゲーム 嫌いなもの：無力 　未だエフェクト覚醒に至っていないチルドレン。一日も早い覚醒のため、ひたむきに勉学や訓練に勤しむ。 　覚醒していないからこそ、先に覚醒している仲間たちのエフェクトをよく観察しており、活用法や訓練の仕方などを熱心に話し合ったり研究している。それらを記した研究ノートは彼にとって大切なものだ。 　彼は、自分が周囲において行かれていることを実感している。焦燥、不安、嫉妬。そういった感情を抱いてしまっていることも自覚している。 　しかし、彼がそれを抱え込むことはない。 　その焦燥を理解し、不安を分かち合い、嫉妬を笑い飛ばしてくれる仲間がいる。 　そんな感情など関係ないといわんばかりに、周回遅れの自分に張り合ってくれる好敵手がいる。 　そんな彼らと差別せず、厳しく、優しく、平等に扱ってくれる教官がいる。 　彼は人に恵まれた。ここで学べること、皆とともに前に進めること。それは研究ノート以上の、彼にとっての宝物だ。 　だから彼は今日も励む。置いてけぼりの自分だけど、何もできない自分だけど。 　皆と誓った『多くの人を救える存在』になるために―― 　＊＊＊ 　真面目な勤勉少年。物心がついたころにはスクールにいた。それから十数年が経過しているが、未だにエフェクトの欠片も見えてこない未熟者。 　感染者が社会的にどう見られているかを理解したうえで、『多くの人を救える存在』を目指し、仲間たちと日々研鑽を積んでいる。 　その結果が一般社会への帰属であれ、組織での後方支援であれ、多くの人の役に立つことを彼は望む。 　翻って、それを脅かすような存在は決して許さない。たとえ手が震え、足が竦もうと、勇気を振り絞って立ち向かう。

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