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蘭山傑(あららぎ すぐる)
ID:3317617
MD:8cd9d79c4e8e09abeada54f2fe85e396
蘭山傑(あららぎ すぐる)
タグ:
早苗の愛しい子達
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生まれ・能力値
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初期
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20
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その他増加分
一時的増減
現在値
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初期
SAN
アイ
デア
幸運
知識
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SAN
現在SAN値
/
(不定領域:
)
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技能
職業P
/
(うち追加分:
)
興味P
/
(うち追加分:
)
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初期値の技能を隠す
複数回成長モード
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<戦闘技能>
成長
戦闘技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
回避
キック
組み付き
こぶし(パンチ)
頭突き
投擲
マーシャルアーツ
拳銃
サブマシンガン
ショットガン
マシンガン
ライフル
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<探索技能>
成長
探索技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
応急手当
鍵開け
隠す
隠れる
聞き耳
忍び歩き
写真術
精神分析
追跡
登攀
図書館
目星
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<行動技能>
成長
行動技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
運転(
)
機械修理
重機械操作
乗馬
水泳
製作(
)
操縦(
)
跳躍
電気修理
ナビゲート
変装
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<交渉技能>
成長
交渉技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
言いくるめ
信用
説得
値切り
母国語(
)
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<知識技能>
成長
知識技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
医学
オカルト
化学
クトゥルフ神話
芸術(
)
経理
考古学
コンピューター
心理学
人類学
生物学
地質学
電子工学
天文学
博物学
物理学
法律
薬学
歴史
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戦闘・武器・防具
ダメージボーナス:
名前
成功率
ダメージ
射程
攻撃回数
装弾数
耐久力
その他
%
%
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所持品・所持金
名称
単価
個
価格
効果・備考など
価格総計
現在の所持金:
、 預金・借金:
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パーソナルデータ
キャラクター名
タグ
職業
年齢
性別
身長
体重
出身
髪の色
瞳の色
肌の色
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その他メモ
大人しくて優しい人。 その性格からか自然と人が寄ってくる。 またその容姿から女性に見られ、周りの特に男子は勘違いをしてよく彼の護衛役的なことをしている。 ただ本人は気にしていない様子だ。 むしろ…………それでいいのだ。 女性に見られる方が、何かと都合がいいのだ。 か弱い振りの一つでもすれば…………自然と男は”護って(騙されて)”くれるからだ だってそうだろう?考えてみてよ。女性は一つ悲鳴を上げればすぐに鼻の下を伸ばした男が飛んできて護るのだ。ただ男はそうはいかない。どんだけ訴えたってなにも関心を示されない。そんなの…………おかしいじゃないか。差別だと思うよ。 だから僕は…………”湊 優愛(みなと ゆあ)”はそれを利用してやるんだよ…………自分が都合がいいように……操ってやるんだ………… 人の心の穴を見つけそれを…………突いて掘り起こして…………最終的に優しくしてあげるだけで……………………僕に”堕ちて”くれるんだ………… ね?簡単なことでしょう?? ……………………なぜ”彼(彼女)”がこうなってしまったかは……彼の幼少期の経験からだった……… ---------------------------------- 彼の父親は、交通事故で傑が小学校入学前に他界した。 そのことがショックだったのか傑の母親は………………彼を女の子にしようとした なぜなら、彼の母親は元々女の子を望んでいたからだ。彼が生まれた時、彼の母親はショックを受けたのだがそれでも我が子の可愛さに屈し、傑を大切に育てていた ただ…………自分の夫を亡くしたショックのあまり、自分が本来持っていた欲望を爆発させてしまったのだろう しかし彼は………それを拒んだ それもそのはずだ。彼は男の子だ。確かに顔つきが女の子っぽくてよく間違われていたし体型も細かったので女の子の格好をしたら完全に女のこの容姿になるだろう。 しかし傑は特に女の子になりたいという願いはなかったしなにより女の子扱いされることが嫌いだったため髪を自らベリーショートにするなどいろいろ小さいながら考えて工夫してきたのだ そんな傑に突然女の子になるよう命令してきた母親に彼は…………不信感を抱いていた ただ『女の子になりなさい』などだったらいくらでも理由をつけ断ることができるだろう ただ傑の母親は違った。彼の母親は女の子になるメリットや、傑にも簡単にできるという事………………更には女の子に間違われ、更に平凡な顔つきとはいえ顔立ちが良かった傑を狙ってよく誘拐犯にさらわれそうになることがあったがそれを引き出し、『ほら、今は大人が怖い人助けてくれるけど大きくなったら助けてくれなくなるんだよ?そんなことあったら今度こそ傑は怖い人に攫われちゃうよ??』と言い、彼を”説得(洗脳)”しようとした 本来なら小さな子供はそこで承諾してしまうところだが、傑は違った。 彼には…………『絶対に女の子になってやるもんか!!』という強い意志があったため彼は母親の強い洗脳に抗う事が出来たのだ。 ただ…………このことがきっかけで傑は母親…………人間が怖くなってしまったのだ それもそのはずだ。だって…………今まで傑にとって”優しくて良いお母さん”だった人が豹変してしまい、今では傑にとって”敵”となってしまったからだ この時から傑は…………人の顔色を常に見て行動するようになった 更には………………日に日に受ける母親の洗脳が後に……………………彼の”能力”として開花することになる ---------------------------------- そんな日々が続いた。そんな彼にも「学校」という”世界”が開かれるようになる 母親の押しに勝ち、男の子用の洋服を身につけ希望を胸をいっぱいにしながら輝いた眼をしながら送った入学式。 傑は…………これから何が起こるんだろう………………僕は人が怖いけど………………仲良くしてくれる人はいるのかな………………?? 傑なりに不安は大きかったが、彼の”世界”を変えてくれる存在がいることを信じて彼は…………入学式を終えた そして…………これがすべての始まりだったのだ --------------------------------- 彼は、人が怖かった 人が怖いが故に人の顔色を常にうかがい、相手を怒らせないようにと無意識に行動していた その癖がその癖のせいで………入学式から1週間もせずに傑が……………………避けられる原因となってしまった クラスメイトにとっては気持ち悪かったのだろう まぁそれもそのはず。だって常にニコニコ笑い相手に合わすことしかしないという言ってしまえば子どもらしくない傑の態度があったからだ それを気持ち悪がったクラスメイト達は傑を明らかに避けていた。まるでそこに存在していないかのような扱いをしたのだ。仲間外れはもちろん、配布物が配られないなどなど…………あからさまな嫌がらせが続いた そんなクラスメイトからの仕打ちを受けてから傑は…………もともと人が怖かったのが人間不信にまで陥ったのはそこまで時間がかからなかった そんなある日 教室にいても嫌がらせを受けるだけなので傑は放課中はいつも校舎裏の隅で体育座りをしてじっと過ごしていた いつものように外に出て、校舎裏へ行こうとしたときだった 傑の頭に痛みが走った 何事かと思ってみれば足元にはボールが転がっていた そしてボールに近づく1人の男の子 その子がボールを自分にあてたのは見るだけで分かった 「あぁ……どうせ謝られないで笑われるんだろうなぁ…………」 そう思いながら拾われていくボールを只々見つめていた ただ…………その後の男の子の行動は傑の予想とは違った行動をしていた 普段だったらここで笑われてるはずだった。ただ、今目の前にいる彼は傑のことを笑わずボールを拾ったままその場から去ったのだ おかしいとは思ったが、傑は「あぁ……僕がいない存在として今日は扱われたのかな?」 と思うことにした。それにしたって彼の行動に悪意は感じなかったのだが、気のせいと自分の中で片付けてしまった そんなことがあった帰り道 いつものように帰り道を歩いてた 家に帰ればいつものように母親の洗脳が待っている 傑には………いわゆる心の拠り所がなかった それにかなりのストレスを感じ、傑の心はかなり疲弊していただろう ただそんなことを気にしていたら今日こそ母親の洗脳に負けてしまう そう思い心を切り替えて家へと足を進めているとき 「ね、ねぇ、君…その、今日の休み時間、君にボールぶつけちゃったの俺なんだ…ごめん」 そういって傑の肩にそっと手を置いた人物がいた 普段はそれが大体怖い大人のものであるため傑は身体を一瞬震わせながら振り返ると…………… 昼にボールをぶつけ立ち去った傑にとっては不思議な男の子がそこに立っていた 傑は…………驚いた。それもそのはず、今までだったらボールをぶつけられても笑われるかあからさまに無視されるかの2択だったからだ それと同時に傑は…………嬉しかった。”謝る”という人として当たり前の行為を今目の前の彼がやってくれたことにこれ以上ない喜びを覚えた あぁ……こんなに嬉しいことはない そうとも思っただろう そんな気持ちになりながらも傑は 「ううん……全然大丈夫だよ」 そう言いながら”自然と”彼に笑いかけたのだった ---------------------------------- 彼の名前は夢咲琉愛だった 最初に彼と話した第一印象…………と言うか初めて彼を目にしたときの第一印象は「ちょっと顔怖いけど皆とどこか違う子」だった 人の顔色を窺い続けていた傑は彼を”観察”することに楽しさを感じていた 初めて話した時から仲良くなった2人はよく遊んでおり、2年生になった時には休み時間になるとお互いの机に行くことが日課になっていた 彼にだったら…………傑は素の自分で居られた。顔色を窺わなくてもよかった。 だって彼の行動すべてに”悪意”を感じなかったから安心できたからだ そう…………傑の心の拠り所は彼の存在だった。初めての存在だった そんなことに何よりの喜びを感じていた そんなある日 今日はクラスメイトからのいじめが酷かったため、彼と2人でこっそり教室を抜け昼食をとっていた時だった その時は彼の悩みを聞いていた。どうやら彼はクラスメイトに不信感を抱いているようだった まぁ…………確かに彼の言っていることには傑にも深く共感することができた しかし…………傑は無意識にこう言ってしまった 『そうだよね…………僕もそう思うよ ただ…………僕はあの人たちと違うから琉愛は安心してね』と ……………一見励ましているように見えるかもしれない しかし傑にとっては、”よく母親が知らない男にやっている手口”であった 相手の気持ちに共感し、それに対して”自分は違う”ことをアピールする。そうすることで相手は簡単に自分を信頼し何でも話しそして…………堕ちていくのをよく傑はドアの隙間から見ていたから嫌でも分かっていた それを今、彼の前で、無意識にやってしまったのだ 傑は…………ショックだった 意地でも母親のようにならないと心に誓っていたのに同じことをやってしまっている事実に衝撃を受けた……………しかし傑はすぐ彼に隠すかのようにいつものようにふるまっていた …………これがばれているか否かは別にしろ傑はこれから………無意識に琉愛に自分に”堕ちる”よう誘導してしまうことになるだろう………… 傑自身も気が付かないうちに…………………… そして傑自身も…………琉愛の悪意のないその言葉と態度に……………依存していくことになる ---------------------------------- それから何年か経った時………事件は起こった……………いや、起こってしまったのだ……………… それはいつものように帰り道を歩いていた時だった 「ねぇ君1人? ちょっと俺と一緒にタノシイコトしようよ」 そう言いながら傑に近づく人物。いつも声をかけられている傑はすぐに誘拐犯だと悟るだろう まだこの時身体が小さく細かった傑を女の子に勘違いして自分を誘拐しようとすることはすぐにわかった 「いえ………結構です」 そう言いながら後ずさる傑 「え?どうして??大人しくついてきた方が楽だよ??? ………お互いにね☆」 そう言って傑の手を引く男 力の弱い彼は抵抗しても無駄であると察している傑はすぐさま空いている方の手で母親に強制的に持たされている防犯ブザーを鳴らす いつもなら誰かが傑を助けてくれるだろう しかし…………今は……………… ”誰も来なかった” 何で…………そう思いながら改めて男の顔を見る そして傑は……………人が来ない理由が分かった 目のまえにいる男は………この地域で有名なヤクザの組の人間だったのだ それには人が来ないのも納得だ だって自分が助けてしまったら…………今度は自分が目をつけられてしまうからだ 結局………人間は自分が大事な生き物なんだなと痛感し、今日こそはあきらめようとしたその時 「傑!!!」 そう言って自分の反対の方の手を引いて男から引きはがし、状況が読めないまま傑は手を引かれたまま右へ左へ更には身体が小さい自分たちではないと通れない道まで通りながらあの場所から遠ざかっていく そこまででやっと傑も状況が分かった 今、自分の手を引いているのは他でもない…………琉愛だった 周りの子より力が強かったのと男が完全に油断していたのが相まって誘拐犯から逃げることができた しばらくしたところで 「もう大丈夫だぞ」 そう言って自分を安心させるかのように、にっと笑いかける彼の姿に安心感や彼が来なかったら自分はどうなっていたかなどの恐怖感情が重なってその場で傑は琉愛に抱き着きながら…………泣いていた その時に…………もう二度と離さないと言う琉愛に対する執着心が傑の中に湧き上がってきたのが…………傑にも分かっただろう それでも今はずっと……………泣いていたかった ---------------------------------- その事件…………人よりかなり過保護である傑の母親が黙っているはずがなかった 嫌がる傑をよそに強制的に引っ越しの手続きを始める母親にもはや…………絶望も感じなかった これから…………琉愛に会えなくなるという寂しさで胸がいっぱいになりそうだった そんなことを考えながらも引っ越すことが決まり、それを報告したとき確かに寂しがっていたが琉愛は 「じゃあ傑が引っ越すまでたくさん俺と遊ぼうな!」 と言って笑いかけてくれる彼に涙を浮かべながら傑は笑った そして今日は琉愛と会える最後の日 2人で花火をやろうと約束し、傑が花火を用意し河原で彼がくるのを待っていた 母親が家に連れ込んだ彼に夢中になっているすきに家を抜け出した傑は少しの罪悪感とともに高揚感に包まれながら夏の夜風に吹かれながら彼を待っていた そして彼が到着し、一緒に花火を始める ずっと小さいころに両親とやった花火を思い出しながらやった花火の感動は……………何物にも変えられないほどであった そして最後の花火……線香花火が残り、彼らがどっちが長く火を灯し続けられるか勝負し一対一の引き分けで終わり、お互い勝った方が線香花火を最後まで灯し続けられていた そしてふと、傑は思い出す 「線香花火の火が最後まで残ったら、願い事が叶うらしいよ …………まぁ本当かどうかは分からないけどね」 と笑いながらつぶやく そして彼が先ほどの勝負のことを思い出しながら2人とも最後まで火が灯ったから願いが叶うと聞くと 「本当だね!」 そう言って傑は心の底から喜びそして笑顔になった そしてふと………傑は気になったことを彼に問う 「琉愛のお願い事って何?」 …………真っ先に彼から出た願い事はありきたりのもので思わず 「なにそれ」 と笑った 「笑うな!」 と怒られ笑いながら謝ろうとしたその時、思いついたかのように彼はつづけた 「ずっとお前と一緒に居たい」 その言葉を聞いた傑は驚きのあまり一瞬目をぱちくりさせていた そして 「そっかぁ」 と幸せそうに笑った そうか、”僕と同じ願いだったんだ” そう思うと幸せで胸がいっぱいになった そしていつの間にかそっぽを向いた彼に「お前の願いは何だよ」と聞かれた ………自分も同じ、と答えるのは恥ずかしいし、ありきたりなお願いも思いつかないため 「ナイショ」 そう言って口に人差し指を当てながら笑った そしたら願いを何が何でも聞こうとした彼に物理的にかわしながらふざけあった 忘れもしない……………かけがえのない夏の思い出だった ---------------------------------- 傑が引っ越した後…………傑は……………………変わってしまった 琉愛に会えなくなってから数日と立たないうちに彼に対する執着心が湧き上がってきた。それと同時に傑の中には不安感が押し寄せてきた 今までは、琉愛に守られていた しかしこれからはどうだろう、守ってもらう人はもう近くにいない。しかも自分が男のせいで助けを呼んでも誰も助けに来なくなってしまっていた 彼は考えた………これから自分1人でどうやって生きていくのだろう……………いや……自分1人では生きてはいけないだろうと察した じゃあどうすればいいか。答えは…………すぐに出た。 そうだ………いつもお母さんが言っているじゃないか ”自分が女になれば………騙して利用できるじゃないか” そう思い至ってしまった それもそのはず。彼の母親が毎日のように違う手口で傑を洗脳していたから 傑を洗脳していく中でほぼ毎回あった言葉がこれだったのだ …………今まで散々抵抗していた傑は………………彼と会わなくなったことで感覚がマヒしてしまっていたのだ そして彼は…………母親の洗脳の通り………………『湊 優愛』として過ごすことになった それからの展開は早かった 母親が用意していたのだろう服とウイッグ、そして化粧品セット、更には偽名を彼…いや彼女につけ母親と一緒に転校先の学校、これからの入学先の学校に傑の正体を明かさないように”説得(洗脳)”した そして学校生活を送る彼女は…………相変わらず大人しかったが彼女の元々の素材が良かったお陰か見違えるほどの美人となり、周りからちやほやされるようになったのだ 男はもちろん、女にもてておりあっという間に彼女のファンクラブが出来、それの幹部と呼ばれる人間は常に彼女を護衛していたのだ 彼女に嫉妬し、彼女の正体を暴こうとする者も中にはいたが護衛の手によって全てが護られていた あっという間に彼女は…………どの学校でも”女王”として君臨することになる そんな彼らをみて、彼女は思う事だろう ”なんて…………愚かな存在なんだろう”と 自分が一つか弱い振りをするだけでこんなにも無様な人間どもが自分の言いなりになってくれる。このことに快感を覚えずにはいられないだろう そして…………彼女は人を騙すことはこんなにも素晴らしいことなのかと歪んだ感情を持つことになるだろう 人の心を読み、洗脳して、自分の思い通りに”手駒”を動かすその感覚に毎日快感を覚えながら大学入学まで暮らすことになる ---------------------------------- 大学入学してすぐ、流石に家から遠かったため一人暮らしを始めていた 高校時代からの手駒もいたためその人たちにいつも護ってもらったためセキュリティに関してはそこまで困ることはなかった この大学は所謂名門と呼ばれているがそんなことは関係ない この大学でも愚かな人間立ちを騙し、洗脳して彼女専用の”操り人形”として育て上げる計画を着々と立てていた そのことが楽しみで歪んだ笑みを一人浮かべていると…………声をかけられる 「ねぇねぇ君、名前なんて言うのー?僕は琉愛!」 そう言って彼女の肩をそっと手を置いた 振り返らなくても彼女にはその人物が誰かすぐに理解した ”あの時”と変わらない手つき、少し高くなっていたがその声質、更には琉愛という名前 …………これだけで懐かしい感覚が溢れる……………嗚呼……………やっと会えた……………愛しい存在 …………今すぐにでも抱き着きたかったが彼女はそれを抑えた 「きみはなんていうの?」 そんな”彼女”の言葉に自分が変わってしまったせいで自分の正体が分かっていないことを悟る なら…………とりあえずは自分の”手駒”として置いておいて、いずれは自分専用の”パートナー”として過ごしてもらえるよう少しづつ………誘導しよう…………… そう決めた彼女はゆっくりと振り返り 「僕?僕は湊優愛。優愛って呼んでいいよ 声かけてくれてありがとう琉愛ちゃん。仲良くしてくれると嬉しいな」 そう言ってにっこりとほほ笑んだ この時の笑みは…………あの時よりは歪んでいるが”彼女”となった今にしては純粋な笑顔であった ---------------------------------- あれから話していくうちに相手も自分の正体に気が付いていた(まぁ、気が付かせたといった方が正しいのだが)。流石にかなり驚いていたが(もちろん自分も驚いたふりをした)そうと分かった瞬間自分の事情を話して泣きついてくる彼に彼女は 「大変だったんだね…………でも、僕がいるから大丈夫だよ ずっと…………一緒にいるからね」 そう言って優しく微笑む彼女に彼は思わず同居の話を持ち込んでくる 最初こそこんなにあっさり行くことに驚いたがすぐさまOKを出し、彼の強さを知っていたので自分の側近を彼に変え彼にこう告げる 「じゃあ…………これからは琉愛が僕の事…………護ってくれる? ほら僕…………1人じゃまた…………攫われそうで…………怖いし琉愛と一緒なら安心するの。だから…………僕のパートナーになってよ」 と。耳元で。 それに即答で了承する彼に沸き上がる愛しさを抱えながら 「これからよろしくね、琉愛♡」 そう言って彼にそっと…………抱き着くのだった もう…………離さない…………琉愛は…………僕の…………僕だけのものだよ……………琉愛にとって邪魔なものは全部…………僕がとってあげるから そうだな…………まずは…………琉愛の家族から始めないとね…………学校の人たちは簡単に出来ちゃうからね………… そうと決まれば、準備しないと。いやぁ…………楽しみだなぁ………… そう思い彼に抱き着きながら歪んだ笑みを…………琉愛に愛しい視線を送りながら浮かべていた ---------------------------------- 同居し、彼女の料理で彼の胃袋を掴み更に洗脳の質を上げることを忘れずに過ごしていた。 現在の万屋は、彼女が「これからどうしよっかな…………」とつぶやいた時に琉愛から「僕たちで一緒に万屋やらない??ほら、僕は動けるから依頼をこなしたり現場に行ったりして~傑は人と上手に説得とかして依頼者とも調整して~ってのが得意だと思うから行けると思うんだ!!!どうかな???」と提案を持ちかけられる 確かに一理ある。ちょうど経済学を習っているし無謀ではない…………何よりこれからもずうっと琉愛といられる嬉しさに満面の笑みで「いいよ!やってみようか!!」と答えるだろう 彼女も…………彼の前になると純粋になるのかも…………知れない ---------------------------------- 将来の目標→現状維持、琉愛とこれからもずっと一緒にいることが何よりの目標 趣味→人間観察、料理(やっているうちに楽しくなった) 好きな食べ物→琉愛が作ったサンドイッチ 置いている家具(傑視点)→彼女専用の扉付き本棚。中には人間心理学の本と洗脳について(語彙力)の本なが詰まっている隅に琉愛との思い出が綴られている日記とアルバム(盗撮付き)が大事に保管してある。琉愛には見ないよう誘導している(一応鍵付き) 夏休みの思い出→一緒に川辺で花火をした
※
歌詞を引用、及び記載することは禁止となりました
(Youtubeや歌詞サイトのURLだけ書くことをお勧めします)。
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エラーメッセージ
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の著作物です。
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