タグ： むらくも さくや

特徴表：格闘センスの持ち主(3-6) 世界ってのは斯くも美しい。 この美しい世界を守るためには犯罪という人類の汚点の原因を排除し続けるしかないだろう？ 全ての犯罪者を葬り去り完遂できた時には俺が最後の犯罪者としてこの世から姿を消そう。 朔の夜は暗く星がよく見える。 自らが陰り他人の輝きを強める。 そう解釈した。 公安警察という立場においてこれほどまでに勝る名前もないだろう。 更に影となるために偽名を名乗ろうか。 竜胆 盞(りんどう せん)と。 幼い日の記憶はあまりはっきりしていないがずっと悪が許せなかった。 弱きを助け、悪を挫くことを続けてきた。 しかしどれほど人を助けたところで大きくは変わらない。 所詮人間個人で干渉できる事象なんてたかが知れている。 だから少しでも救える世界を広げるため、多くの犯罪者をこの世界から消し去る努力を続けてきた。 肉体は常人の限界を超え、卓越した技術も持ち合わせた。 結果として得た立場は公安警察だった。 これで少しは世界の役に立つだろう。 そう信じて歩みは止めない。 しかし心は本人の気づかぬところで摩耗しているものだ。 きっとそのせいで自分が思うかっこいいものになろうとして拗らせているんだろう。 指を鳴らせば火が出せるように包帯に仕込んである。 包帯は結構な重さで特殊なものを使用しているため普段は少し動きが鈍くなる。 公安警察でできた同期は気さくに接してくれる。 こいつなら行き過ぎた時に止めてくれるだろう。 己が貫く正義は紛い物だと理解している。 犯罪者だから殺してもいいなんてことはない。 しかし動き出してしまった。 目的に向う行動、覚悟は止められない。 自分自身が影となり他の星たちが輝きを増す新月の夜のような世界を夢見て。 世界を天と地に叢雲で分かち目に触れぬ様毒々しい極彩を放つ。 雲の隙間より漏れ出す毒は誘蛾灯の如き輝きで犯罪者を呼び寄せそのすべてを食らいつくす。 果てに雲が晴れるときには朔として陰り多くの淡い新たな光が輝き世界を彩る。 【天候を変える】 　天候を穏やかにしたり悪化させたりする呪文である。大勢のグループで呪文をかけて、大きな効果を得ることもできる。基本となる気象状況はKPが設定する。コストにするMP１０ポイントごとに、気象状況を１レベル変えることができる（下記参照）。呪文の使い手は可能なかぎりのMPをいくらでも使ってかまわないし、呪文を知っていて呪文に参加する者もいくらでもMPを提供してかまわない。呪文を知らない者が参加する場合、提供できるMPは１ポイントだけである。 　この呪文をかけることに参加した者は、それぞれコストとして１正気度ポイントを失う。そして、天候の変更１レベルごとに３分間の歌のような詠唱を行うことが必要である。基本的な呪文の効果半径は３．２kmである。この半径は追加の１０MPごとに３０分間続く。ただし激しい天候（例えば竜巻など）はもっと短い時間しか続かない。 　天候の５つの要素を違うレベルに変えることが出来る。レベルを１つ変えるのに１０MPが飛鳥なので、例えば”ところにより曇り”から”厚い雲”へ変えるには２レベルの変化であるから２０MPが必要になる。雪を降らせるには気温がマイナス１度以下でなければならない。気温がそれより高ければ、降ってくるのは雪ではなく雨である。 雲量のレベル：（１）晴、（２）薄曇り、（３）ところにより曇り、（４）曇り、（５）厚い雲 風の方向のレベル、８方位：（１）北、（２）北東、（３）東、（４）南東、（５）南、（６）南西、（７）西、（８）北西 風速のレベル：（１）無風、（２）そよ風、（３）突風、（４）強い定常風、（５）疾風、（６）局地的なハリケーン、（７）竜巻 気温のレベル：１レベル変えるごとに、影響範囲の気温が華氏で５度（およそ３℃）上がったり下がったりする。 降雨量のレベル：（１）乾燥、（２）霧雨あるいはもや、（３）雨（雪）、（４）あられ（雪）、（５）大雨（大雪）、（６）激しい雷雨（猛吹雪） 【ハスターの歌】 　魔術的な攻撃である。歌は、ほえるような号泣のように聞こえる。呪文の使い手は呪文を試みるラウンドごとに1d4正気度ポイントと1d4MPを消費する。この異界のメロディーをうまく歌うためには1d100をロールして[POW+DEX*2]以下を出さなければならない。 　対象は呪文の使い手に見えていなければならない。歌は誰にでも聞こえるのだが、呪文の対象となるのは、狙われた対象でけである。 　呪文が成功すると、狙われた犠牲者の皮膚と肉が泡立ち、膿をもった火ぶくれができてきて、１ラウンドに耐久力1d6ポイントのダメージを受ける。それから２ラウンドごとに火ぶくれによってAPPが1d6ポイント下がる。４ラウンドごとに、体の中の火ぶくれがつぶれて、CONが1d6ポイント下がる。犠牲者の耐久力あるいはCONがゼロまで落ちると、犠牲者の体はふくれ上がって、それから胸の悪くなるようなポンという音と共に破裂する。水蒸気と血のりが床に流れ出る。 　この歌は防衛手段としても使うことが出来る。誰かがこの呪文をかけてきたのに対して、この呪文で身を守るのである。両方で呪文に成功した場合には、呪文はお互いに中和し合う。

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