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八千草 みかん(やちぐさ みかん)
ID:2248517
MD:8dfe725cb6a8e5bb0bd178aa276ce553
八千草 みかん(やちぐさ みかん)
タグ:
柏木まあさ
にゃんしす
雲雀プロダクション
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生まれ・能力値
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CON
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21
その他増加分
一時的増減
現在値
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APP
SIZ
INT
EDU
HP
MP
初期
SAN
アイ
デア
幸運
知識
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SAN
現在SAN値
/
(不定領域:
)
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簡易表示
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技能
職業P
/
(うち追加分:
)
興味P
/
(うち追加分:
)
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初期値の技能を隠す
複数回成長モード
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通常表示
<戦闘技能>
成長
戦闘技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
回避
キック
組み付き
こぶし(パンチ)
頭突き
投擲
マーシャルアーツ
拳銃
サブマシンガン
ショットガン
マシンガン
ライフル
非表示
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<探索技能>
成長
探索技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
応急手当
鍵開け
隠す
隠れる
聞き耳
忍び歩き
写真術
精神分析
追跡
登攀
図書館
目星
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<行動技能>
成長
行動技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
運転(
)
機械修理
重機械操作
乗馬
水泳
製作(
)
操縦(
)
跳躍
電気修理
ナビゲート
変装
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通常表示
<交渉技能>
成長
交渉技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
言いくるめ
信用
説得
値切り
母国語(
)
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<知識技能>
成長
知識技能
初期値
職業P
興味P
成長分
その他
合計
医学
オカルト
化学
クトゥルフ神話
芸術(
)
経理
考古学
コンピューター
心理学
人類学
生物学
地質学
電子工学
天文学
博物学
物理学
法律
薬学
歴史
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戦闘・武器・防具
ダメージボーナス:
名前
成功率
ダメージ
射程
攻撃回数
装弾数
耐久力
その他
%
%
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通常表示
所持品・所持金
名称
単価
個
価格
効果・備考など
価格総計
現在の所持金:
、 預金・借金:
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通常表示
パーソナルデータ
キャラクター名
タグ
職業
年齢
性別
身長
体重
出身
髪の色
瞳の色
肌の色
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その他メモ
「みかんはみかんが好きですよ~?あ、みかんのことでもあるし、果物のことでもありますよ?」 【プロフィール】 名前:八千草 みかん(やちぐさ みかん) 年齢:20歳 誕生日:12月20日 血液型:O型 好きなこと:ゲーム 嫌いなもの:ゲーム内で煽ってくる人 将来の夢:蜜柑農家のお嫁さんになること 備考:少し変わった街(帆津辻区古宇部)に住んでいるが、生まれた時からそこに住んでいるので不思議に思ったことはない 【八千草家の三姉妹】 八千草家は自営業で青果店を営んでいる。 天然気味の母、そんな妻にベタ惚れの父。夫婦仲はいくつにになっても良好そのもの。 子煩悩でとても良い両親だが、万年ふわふわの父母を見て育った三姉妹はそれぞれ異なる性格に成長した。 長女のももはしっかり者ではあるがおっとりした性格で「うっかり」が多い。 次女のりんごはとても真面目で几帳面。 三女のみかんは末っ子なこともあり甘え上手ながらも、場の空気を読むことを覚えた。 ちなみに、三姉妹の名前は両親の好きな果物から付けられている。 「ももちゃんもりんごちゃんもだ~い好きなお姉ちゃんです!…ママとパパは…みかんが言うのもなんだけど、もっとしっかりしてね?」 【末っ子みかん】 東京生まれ東京育ちの都会っ子。 三姉妹の末っ子ということもあり人懐っこく、甘え上手。 両親や2人の姉がしっかり面倒を見てくれていたので、本人はのんびりでマイペースな性格となる。 良くも悪くも周囲に流されずに生きている。 小さい頃から漠然と「蜜柑農家さんのお嫁さんになりたい」と考えてきたため、農業高校に進学した。 卒業した後はとりあえず家の手伝いをしていたが、現在はアイドル活動中。 しかし、農家の嫁になることは諦めておらず、常に蜜柑農家の男性募集中。 ゲームが好きでRPG、シュミレーション、シューティング、ホラー、アクション、なんでも節操なくプレイする。 「みかんのエイム力、なめないでくださいね~?」 【三次元みかん】 ゲームが好きなみかんは、あまり三次元のことに興味はなかった。好きな音楽はゲーム音楽なぐらいである。 しかしある日、姉のももに連れられて「にゃんにゃんしすたぁず」なる地下アイドルのライブを見に行く。 そこで見た「にゃん・みどり」のパフォーマンスに魅せられ、自分もアイドルになってみたい!と思う。 まともにボイストレーニングやダンスレッスンを受けたことがなかったみかんだったが 持ち前の人懐っこさとオタク気質な所を買われ、最近やっとにゃんしすに加入した。 リーダーのにゃん・みどりを「みどりさん」と呼びとても慕っているが、彼女の本性は一切知らない。 「みどりさんはももちゃんのお友達なんです!みかんももっとみどりさんと仲良くなりたいです~!!好感度メーター上げないと!!」 【にゃん・みかん】 なんとかこんとか憧れのにゃん・みどりのグループにゃんしすに加入できたみかん。 本名のみかんからイメージカラーはオレンジとなり、名前もそのまま使用している。 歌もダンスも努力しているがまだまだ他のメンバーのレベルには追いついていない。 そんな彼女の魅力はトーク力である。 かしまし三姉妹の末っ子として育った中で身に着けた持ち前の会話力と、ゲームネタを随所に盛り込むのが一部のファンにかなりウケた。 にゃんしすとしてはまだまだこれからのみかんへの期待は大きい。 「みかんは今、経験値稼ぎ中なんです!レベルアップまであといくつ~?」 【みかんの一人称】 幼い頃、大人達によく2人の姉の名前と間違われた呼ばれた。 末っ子が名前を間違われる事はよくあることだが、みかんはそれに憤慨。 幼いながらも必死に考え、皆が間違えないようにと一人称は絶対「みかん」と言うようにした。 大人になった今では「私」と言った方がいいかもと思いつつ、癖が抜けなくてそのままになっている。 事務所の人からはそれはそれでキャラとして使えるからOKと言われて、ならいっか!となった。 「みかんはみかんなんでそこんとこよろしくです~!」 【みかんちゃんに質問】 ・将来の夢は? 「みかんの将来の夢ですか?蜜柑農家さんのお嫁さんになることです!」 「勿論、みかんって名前が理由の一つではありますけど、単純に農業にも興味あるんです~」 「みかんが作った蜜柑を実家で販売…とか夢がありますよね~」 ・どんなゲームが好き? 「どんなゲームも好きですよ!ホラーもアクションもばっちこいです!」 「自分で言うのもなんですけど、みかん、こう見えてけっこう集中力あるんです~」 「だから、スナイパーライフルでヘッドショットとか得意です!もちろん、ゲームの中だけですけどね~」 【みかん技能】 ・聞き耳 ダンスも歌もまだまだ実力不足のみかんはまずは音を聞くことから ・図書館 勉強はかかせないと図書館に行くけど、本を読んでも歌とダンスは上達しない ・目星 先輩達を見て覚えることはたくさんある ・信用、説得 歌もダンスもまだまだなみかんがトークで人を惹きつけるためのもの ・芸術(歌唱・ダンス) にゃん・みかんのこれからの成長のご期待ください ・オカルト ホラーゲーム知識 ・地質学、博物学 農業高校で学んだこと 以下、りんごの視点から(クリアシナリオネタバレあり閲覧注意) ①機械仕掛けのブリキのハート 生還 SAN回復1d3 【りんごの視点から】 「……え?みかんがまだ帰ってない…?」 家族の中で帰宅時間が一番遅いのは私であることがほとんどである。 もちろんそれぞれの用事などで遅くなることはあるが、その場合は必ず家族に連絡をするようになっている。 だが今日に限って末っ子のみかんが、何の連絡もなしに帰宅時間が大幅に遅くなっているのだという。 LINEや電話も通じないことから既に両親は警察への通報を考えているらしいが、姉のももは少し様子を見ようと2人を説得してくれたらしい。 「………確かに心配だけど仕事で何かあったのかもしれない……もう少し様子を見よう」 もちろん私だってみかんが心配でたまらない。 かと言って早まって警察を呼び、大事にしてしまうことはできるだけ避けたい。 夕食を食べている間も気が気でなく、家族全員ずっとスマホを気にしていた。 その後は母に家に残ってもらい、父と姉と一緒に近所に捜索に出た。 もちろんみかんの所属事務所にも連絡した。友人達にも連絡した。誰もみかんの行方を知らなかった。 これはさすがに警察に連絡しよう、そう思った時だった。 みかんから連絡があり、家族全員安堵から涙ぐんだ。 「………やっぱり警察には連絡した方がよさそうね」 警察のお世話にならずに済んだかと思ったが、帰って来たみかんの話を聞きやはり通報すべきだと私は判断した。 みかんは拉致監禁されていたのだ。スタンガンで気を失わされ、見知らぬ山奥の謎の研究室とやらに。 ロボットとの精神転移がなんとやらという辺りの話は私にはよくわからなかったが、みかんが夢を見たというわけではなさそうであった。 みかんは無事に戻ってこられたが、これは立派な誘拐事件である。警察へ報告するべきであろう。 後日私が付き添い警察へ連絡をし、みかんの記憶を頼りに現場へと向かった。 しかし、みかんが出てきたというガラス戸はどこを探しても見当たらず、警察にはいたずらを疑われかけた。 幸いみかんを見つけて麓まで送ってくれたという猟師に会え、彼からの証言もあり一応は警察も事件として処理してくれた。 みかん本人はと言うと「ゲームみたいで面白いもんでしたよ~」と気楽なものであった。 ただ、みかんは怪我もなく無事だったこともあり、この事件についてはすぐに話題にならなくなった。 ②運命の糸の先に SAN回復なし 恋人を作ろうとすると、みかんもしくは相手にロストの危険が及ぶこととなる 【りんごの視点から】 みかんがストーカーに襲われ、拉致された。 みかんは可愛いから仕方ない。最近は地下アイドルとしても活躍し始めたのだ、そういう危険もあるだろう。 だが、ついこの間も拉致監禁をされたばかりだというのに、またこんな事件に巻き込まれてしまった。 家族内では「みかんを一人で外出させてはいけないのでは」と話される始末だ。私もそう思う。 みかんを拉致したストーカーは死んだそうだ。自殺だったという。 犯罪者とは言えこんな結末は少し苦い思いにはなるが、私をもっと嫌な気持ちにさせたのは、警察官が漏らしていた言葉だった。 「あのストーカー…もう少し早く見つかっていれば助かったらしい」 死んで当然。とは思わない。 だが、助かっていたらまたみかんを狙うかもしれない。それも恐ろしい。 そして、もう少し早く通報していればストーカーは助かったかもしれない、なんて事実。みかんは知らなくていい。 そう、知らなくていいんだ。 この事件以降、みかんは街中の雑踏の中、時々後ろを振り返る。 「どうしたの?」と聞いても「なんでもないです~」としか答えない。 だけど私は知っている。 そういう時、みかんは必ず左手の小指を抑えているのを。 ③帰路に尽く クトゥルフ神話技能+3% 不定の狂気発症により1ヵ月の入院(6月初旬復帰) 取得AF ≪旧き印のお札≫(現在所持数3枚) オリジナルAF。エルダーサインが描かれたお札。 一度使うたびに無くなるが、事前に使用宣告さえすれば神話生物に対して以下の効果のうち一つを発揮することができる。 (信者など人間には通用しない) ・神話生物と各種対抗ロールを行なう時、一度だけ使用者のステータスの一つに+5。 ・使用者のみに対する神話生物からの攻撃を一度だけ退ける。 ・使用者または味方一人への神話生物からの攻撃ダメージを一度だけ最小値にする。(ラウンドに割り込んで使用できるかどうかはKPに確認する) 【りんごの視点から】 「みかん!!!みかんしっかりして!!!!」 みかんが帰ってこない。 身体は確かにここにある。だが、一向に意識が戻ってこない。 突然のことだった。 事務所からの帰り道、みかんは倒れた。 意識がないまま病院に運ばれ、そのまま戻らない。 「ああ…やっぱり一人で出歩かせてはダメなんだよ」 「でも、みかんは大丈夫大丈夫って…」 「……で、でも、今回は拉致とかされたわけじゃないし」 「………意識が、ない…だけ」 「…………みかん」 家族で何の当てもない言葉を交わし、結局最後にはベッドに横たわるみかんを見つめる。 こんなことを、もう何度繰り返しただろうか。 ただただ、大事な末っ子の笑顔が見たい。家族の願いはそれだけだった。 ただ眠っているかのようだったみかんが突然もがき苦しむような動作をし始めた時、私は必死にみかんを呼んだ。 こっちだよ!!私はここにいるよ!!と、願いをこめて。 その願いが通じたのかどうかは定かではないが、みかんは目を覚ました。 そして「……りんごちゃんの声……聞こえたんですよ」と言ってくれた。 結局、みかんは精神病院に1ヵ月入院することとなった。 度々お見舞いには行ったが、いたって元気そうで安心した。 ただ、家族の中では固い取り決めがされた。 みかんを一人で外出させないようにしようと。 みかんは困るかもしれないが、もう決めたことなのだ。 ④5人の英雄と黒の哀情 SAN回復+3 アイデアクリティカル成長+9 【りんごの視点から】 一年近くみかんの周辺でおかしなことが起こることはなかったため、みかん単独外出禁止令は緩和された。 みかんは早速横浜へと出かけた。なにやらどうしてもいきたいイベントがあるらしく、一泊して満喫してくると嬉しそうに出掛けて行った。 家族と出掛けることを嫌がるみかんではないが、やはり長い事心配をかけていたことを何より悲しんでいた。 この禁止令緩和はそういった意味でもみかんにとって嬉しいことだったのだと思う。 なのに、ヨコハママリンタワーで発砲事件があったなんてネットで話題になれば心配せざるを得ない。 正式にニュースなどで取り沙汰されていたわけではなかったためどうにも信憑性が薄かったが、それでも私はそれを知ってすぐさまみかんに連絡をした。 しかし驚くほどにみかんは落ち着いていた。 「あぁ、それですね!ぜ~んぜん問題ないですよー」と、その事件を知っているが問題ないことを把握している、まるで当事者みたいな口ぶりだった。 お土産買って帰りますね、ととても元気に言われてしまったので私もそれ以上は何も聞かなかった。 帰って来たみかんは横浜土産と共に土産話を語ってきかせてくれた。 信じなくていいけれどせっかくだから誰かに話したいのだと前置きをして。 それは、5人の英雄にまつわるお話。みかんと仲間達は英雄の生まれ変わりで特殊な能力に目覚めた。 (ちなみにみかんは「真実と虚像を見抜く力」を手に入れたらしく、大仰にポーズをとって見せてくれた) 仲間の一人を救えず世界の終焉を見届けたが、時間を逆行し仲間達と共に試行錯誤をしてやっと大切な仲間を救えたのだと。 「みかんのせいなんです。みかんがもっと早く覚醒してもっと早く居場所を探し当てもっと早く向かっていたら…サマトキさんは3回も死ななくてよかったんです」 そう悔しそうに。本当に悔しそうに語っていた。 「それでも4周目にはやっと助け出せた…ホッとしたです」 「みかんはそのことばっかりで…魔女の子も…もしかしたら助けてあげられたんじゃないかって。今になって思っちゃうです」 今更タラレバをいくら口にしようとどうしようもないことを、みかん本人が一番わかっている。 でも、魔女はありがとう…って言ってくれたんでしょう?なら、きっと魔女の想いだけは救えたはずよ。と、無関係の人間だからこそ言える、無責任だけれども必要な言葉を紡ぐ。 みかんは「そうだと、いいですね…うん、ありがとうりんごちゃん」と、優しい目をして言うのだ。 それからみかんの仲間達についても話してくれ、八百屋さんの方とはもっとこの業界について語り合いたかったとか、能力について恥ずかしがってた人にはぜひオススメしたいゲームがあるとか、あの人とはきっとゲームを通じて仲良くなれること間違いなしだったとか、とても楽しそうに語るのだった。 みかんが語ったことが嘘か本当かなんてそんなことはどっちでもいい。 みかんが嬉しそうに話してくれた。それが家族にとっては何より一番大切な事実だったんだから。 あと、「みかんの胸に現れ出でたのはなんと緑色の五芒星…そう!みどりさんのメンバーカラー緑!!これはもう運命と書いてディスティニー!みかんの溢れ出るみどりさんへの敬愛の念が顕現したのですー!!」と大層嬉しそうに言うのを聞いてももが爆笑していたのが面白かった。 ⑤月とくじらとジェリーフィッシュ KPPCとして参加 呪文「月のくらげ召喚」取得 ルルイエを目指した船の力の残骸であるくらげがついてきてしまった。 特に意味がない魔法。目くらましにはなるかも。 SAN値1d3、MP1d4を消費することで触れられない不思議なくらげを大量に召喚する。 初めて見た相手にはSANチェック0/1 【りんごの視点から】 「こんっの…馬鹿みかん!!!」 私の大声にビックリしながら「ひゃ~」と悲鳴を上げたみかんは、そそくさとももの後ろに隠れてしまう。 ももは「まぁまぁこうして無事に帰って来たんだから、とりあえずいいじゃない」と言いつつみかんを庇って抱きしめる。 私だって素直にそうしたいけれど、やっぱり心配なものは心配だし、みかんに気を付けろといっても正直本人にもどうしようもないことがあるというのも段々と理解はしてきたのだけど…それでもこの複雑な思いはどうしようもない。 水族館に出かけたみかんが帰って来なくなって幾日か経過し、私とももはみかんが行った「月と星の水族館」が行方不明者が出る曰く付きの場所だという噂を耳にした。そして、あぁこれは…という嫌な予感があった。 なんというか、不審者を寄せ付けるだけでなく、こういう不思議なことに巻き込まれてしまうのが私達の妹なのだと、正直理解したくないしそんな風に思うのは業腹なのだけど、それでもそんな風に思ってしまう。 勿論普通に探すことを諦めた訳ではなかったけど、それでも、「待つ」という選択も必要なのだとは思った。「待った」結果、手遅れになったらきっとどうしようもないぐらい後悔するだろうけど。 ももの友人の佐藤さん(みかんの大好きなみどりさんだ)は、ももにこう言ったらしい。 「案外大丈夫よ。帰ろうって気持ちがちゃんとあれば、ね」 佐藤さんには何かわかる所があるらしい。私もわかりたいと思うけど、同じぐらいわかりたくもないと思う。 ともかく、みかんは無事に帰って来たのだから良かった。 ある日ひょっこり「ただいま~」と言って普通に帰って来たのだから、思わず私も声を荒げてしまったが、その後ちゃんとももと一緒に抱きしめた。 そしてまた語って聞かせてくれたのだ。不思議な水族館で新しい友達ができたことを。 「みかん…ね、やっぱりこれ以上りんごちゃんやももちゃんやパパママに心配かけたくないから…自分だけで帰ろうって、人を騙して逃げちゃおうってしてたです~…でもね、やっぱりできなかったし…祈ちゃん…友達を信じたから、こうしてちゃ~んと帰ってこられたです~!やっぱり持つべきものはステキなフレンドですね~!」 そうやって心底嬉しそうに語るので、今回もまぁいいか、と思ってしまうのだ。 しかし、今度こそGPSでも持たせないといけないなと考えるのは、まぁ姉として仕方ない。 それよりも、ももはそのみかんの新しいお友達に興味津々だった。「めっちゃ可愛いから普通に女の人だと思ってたら男の人だったですよ~!もうビックリ!ぶっちゃけみかんより可愛いし、これもう祈ちゃんもにゃんしすに誘うべきではー!?あー、でもみどりさんには敵わんですー!!」 ぜひお会いしたいものだとももは楽しそうだった。 後日、一人で出かけようとするみかんを呼び止める。 「みかん、私も一緒に行く。どこ行くの?」 「も~りんごちゃんは心配性です~でもでも一緒にお買い物行きたいです!本屋さんに行きたいんです~」 そう言うので、二人で本屋へと向かう。何を買うのか尋ねてみると、「えへへ」とちょっと照れくさそうに笑う。 「あ、あったあった。これです~」 そう言ってみかんが手に取って見せてくれたのは一冊の絵本だった。作者名を見ると…なるほど。 「今度会ったら、絵本見たですよ~って感想言ってビックリさせちゃうです~!」
※
歌詞を引用、及び記載することは禁止となりました
(Youtubeや歌詞サイトのURLだけ書くことをお勧めします)。
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エラーメッセージ
「クトゥルフ神話TRPG」は
ケイオシアム社
の著作物です。
クトゥルフ神話TRPG