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▼基本情報 名前：水郷 瑠璃（みずさと-らぴす） 職業：生物学者 好き：海の生き物、博士 嫌い：陸の生き物……いや、嫌いなものなどないがな！ 願い：叶わぬ夢だが……お話しできる海の生き物と結婚したいと思っている！ 誕生日：2月29日（本当の誕生日は不明） 誕生花：アルメリア 「ラブ・アンド・パシフィック・オォォーシャン！ 　ワガハイは水郷ラピス！ 　海の生き物をこよなく愛するサイエンティストなのだ！」 海の生き物をこよなく愛する研究者。 大学院博士課程を修了し、人の少ない研究室であったためそのまま准教授となった。 海の生き物のことが大好きで、将来の夢は海の生き物のお嫁さんになること。 海の生き物と話すための機械の研究開発も行っている。 過去に専門家としてテレビ番組に出た際に、その独特すぎる個性と大仰すぎるリアクション芸が大ウケした。 以降は半ばタレントのような形でバラエティ番組などに呼ばれるようになっている（さかなクンさんみたいな立ち位置）。 テレビでの彼女は明るく騒がしいが、身辺の人間からは「黙々と研究している」「繊細で思慮深い」と評されることもある。 彼女はなぜこのような二面性のある振る舞いをしているのだろうか。 ▼過去 瑠璃という名の少女は、ひとりぼっちだった。 物心ついた時から親もおらず、兄弟もいなかった。 名付けた人間がいないのだから、自分の名前の意味すら分からない。 愛されるということの意味すら知らず、他人を恐れていた。 そんな瑠璃を引き取ったのが、水郷博士だった。 水郷博士は、笑顔が上手く作れない瑠璃を笑わせようと、瑠璃の前では毎日おどけてみせた。 幼い瑠璃にも、博士がふざけるのに不慣れだと分かるくらいぎこちなくて、なんだかおかしくなって瑠璃は初めて笑うことができた。 こうして、博士と瑠璃の海辺の暮らしが始まった。 ある日、博士は瑠璃に、どうやったら友達ができるのと尋ねられた。 正直研究で忙しかった博士は、瑠璃にふざけて「ラブ・アンド・パシフィック・オーシャン」という一発芸を伝授した。 その日、学校から帰ってきた瑠璃は額に大きなたんこぶを作っていた。 博士の考えた挨拶を笑われたので、喧嘩になったのだという。 後日、博士と瑠璃は喧嘩でけがを負わせた子供の家に謝罪に行った。 骨が折れていた。あちゃー。 瑠璃が初めて博士に叱られたのは、この一件が初めてであった。 瑠璃はひどく後悔し、感情を先走らせるばかりでなく、博士のように他人を笑顔にできる自分にならなければと決意した。 それから時が流れて。 元気に育った瑠璃は、博士の後を継いで海の生き物の研究者になった。 まだ、他人のことは怖い。 けれど、かつて博士がしてくれたように、出会った人をみんな笑顔にしたいと瑠璃は願っている。

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