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「僕までいなくなったら、母さんが1人になっちゃう、から」 不登校の中学2年生。 日本人の母とスウェーデン人の父を持つ。 父譲りの白に近いプラチナブロンドの髪を始めとした日本人離れした外見、引っ込み思案な性格等が理由でいじめられ、不登校となった。 母は酒癖が悪く、酷い時には周囲の人間に暴力を振るうこともあるほど。これが原因で両親は小学生の時に離婚している。 生活環境や国籍などが理由で親権は母に渡った。 最初は優しかった母もだんだんと精神を病み、「アンタを見てるとアイツを思い出す」と酒を飲んでいなくても暴力を振るうようになった。 特に父の特徴が残る髪は母が乱雑に切り、ボサボサになってしまった。 養育費だけは父から振り込まれるが、大抵は母の酒に消えている。 子供の頃から酒を飲んだ母の機嫌を伺っており、引っ込み思案な性格はこのせい。 離婚前の母は酒を飲んでいなければ優しい母親だった。 愛された記憶が母からしかないため、母への期待をなくすことができないでいる。 趣味は絵を描くこと。といっても道具は小学生の時に買ってもらった色鉛筆と家に散らばっているチラシなどの裏紙。 また、いじめに使われていたため虫が苦手。 母からの暴力やいじめによる痣などを隠すため一年中長袖を着ている。 碧紅に対して自覚しているのは大切だということのみであり、母を重ねているのは完全に無意識。 付き合いたいなどの感情はないが、恋愛感情と言ってもいい感情は抱いている。 しかし自分では何もわかっていない。 -杜若碧紅 「優しい人です、とても。だって、こんな僕にも優しくしてくれる」 近くにある図書館の司書。 中学に入学してすぐ不登校となり、時間を潰すために入った図書館で出会った。 第一印象は「美人な人だな」程度だったが、図書館カードを作る手続きの際、彼女の口調や表情に優しかった頃の母を重ねてしまった。 それ以来、得られない母からの愛を無意識で求め、碧紅を目で追ってしまうようになる。 以降毎日図書館に通うようになったが、自身の事情を話したのは夏。 図書館までの道で熱中症に近い症状になり、入口で倒れてしまったところを碧紅に介抱されたことがきっかけ。流石に看過できなくなった碧紅に事情を聞かれ、全てを話した。 事情を知られてからは作業を手伝ったり、休館日に勉強を教わったりするようになった。 毎日コンビニ弁当を食べる真尋にサラダを持って来てくれたりもする。 碧紅から向けられている視線の意味は何も分かっていない。 誕生日：12/9 血液型：A型 好きなもの：司書の仕事をする碧紅さんを眺めること、母が精神を病む前よく作ってくれていたシチュー 嫌いなもの：虫、周囲の人間が自分から離れていくこと

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