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妖怪"鳶鬼"の一人であり、別称"髪切り"。 その中でも狐の仕業という逸話から誕生した者のため、名の後ろに「狐」を付けている。 "髪切り"の方が呼び名としては主流だが、彼女が主観で選んだ「かいらしい方」を名乗っている。 人間態は小学生くらいの白髪紅眼の少女の姿をしている。 しかし、幼い見た目に反して、妖艶な視線をしており、彼女が外見相応に振る舞うことはまずない。 その視線は常に自分が見ているものが「かいらしいか」の品定めをしている。 大概のことを人間態のままで行い、完全な姿になることはほとんどない。彼女曰く「慣れてしまったから」。 それもそのはず、彼女は生まれながらにして逸話ほどの身体の強さはなく、人と比べても虚弱と呼ばれる部類だったから。 不完全に生まれてしまった彼女は逸話通りの力を取り戻すために、人の剣を利用することにした。 そして、最速の剣を謳う流派に弟子入し、達人と呼ばれる領域までは至れなかったものの、自らが生まれながらにして持つ相手に悟られずに斬る暗殺的な技術を併せることで、自らの剣技の極致「雲耀・霧幻」を編み出す。当然、人型で編み出した技を狐の姿で使えるはずもなく、仕方なく人型を用いている。 彼女の師匠とは数十年前からの付き合いであるが、既に亡くなっている。 名門の道場ではあったが、その中の変わり者で真に弟子と呼べる者は月祢と妹弟子の益子寺 香のみである。 その師匠の教えの一つに「うちの流派の女子はツインテールと相場が決まっている」という（意味不明な）ものがあり、 香はどうか知らないが月祢は真に受けており、姉妹弟子揃ってツインテールにしている。 ちなみに、妹弟子の益子寺 香は人間のオーヴァードで大学生とUGN支部長をしている。 彼女の現在の妖怪としての行動は、彼女の主観「かいらしいもの」を害する存在に向けられている。 「かいらしいもの」とは健気に頑張っている者や生き物を愛でる心を持った者など多岐にわたり、あえて一言で表すならば「エモさ」である。 また、大の髪フェチであるが、常人相手には髪を切って食べたりはしない。精々がくんかくんかはすはすするくらいである。 逆に自分の好きな髪が自分の嫌いな者に付いていることを嫌い、妖怪行動を遂行し、その時の恐怖と驚愕の顔を思い出しながら髪を貪るのが至福の時間である。 また、田舎で格安の床屋を経営している。3分で切れると評判。 なお、切られた髪は彼女の隠し冷蔵庫に･･････最近のトレンドは麺汁。 その他にUGNイリーガルとしても活動しているが、活動自体は彼女の気分次第である。

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