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参加『庭師は何を口遊む』HO2 ※HOの秘匿内容含むプロフィール全文掲載/ネタバレ注意 ・たれ眉とたれ目、ギザッ歯が特徴。笑ってるわけではないのににやけたような顔つきのためか、オフの日の夜に私服で近所を散歩してると十回に七回ぐらいは職質に引っかかる。生まれつきの顔なのでしょうがないよねと本人は言うが、真面目な顔の練習をトイレの鏡相手にしているのをたまに目撃されているので若干気にしているらしい。 ・最近30代になったばかり。そろそろ食堂の唐揚げ定食のご飯を並盛りにすべきか考えてる。でも唐揚げ増量キャンペーンには積極的に行くのでまだ20代の食欲。 ・下っ端根性はないが若干の後輩気質はあり。上司や同僚、自分とは異なる才能や技術の持ち主には素直な敬意を表す。自分の腕前に関しては表向きは謙遜気味。実際は謙遜というよりも知られたくない、の気持ちが強い。努力を知られるとその動機を訊かれるかもしれないから。 ・何故か嫌悪感のあるPC3に対しても表向きはそんなことまるで思っていないかのように振る舞う。変に敵対して気まずくなった方が不利益多そうだからね。 ・情緒と他者共感がほぼ無い。ただし感情が無い訳ではなく、自分本位の心の動きでしか感情が発露しない。誰かが泣いている、怒っている、悲しんでいる、叫んでいる、喜んでいる、笑っている。彼にとって自分以外の人間の感情とは全てぼんやりと流れゆく景色と大差ないものなのである。 ・とはいえそれが世間一般“異常”と呼ばれるものなのは理解している。理解しているからこそ彼は泣く人に寄り添い、嘆く人を慰め、憤る人を宥め、笑う人と共に笑う。全てが自分が異物として排除されないための処世術である。 ・妹、亜入明(あにゅ・あきら)に関してはその傾向は弱まる。DNA的に近しい存在故に自他の境界線が緩まるため。とはいえ多少共感性が高まるだけで完璧に理解・共有が出来ている訳ではない。もっとも、彼にとっては妹の存在は自分の中でとても重要な部分を占めているので自分本位の感情が素直に表出しやすい。 ・妹が小学校入学前に両親が離婚。円満な解決とはならなかったらしく、母は妹の親権をもぎ取ると家を出ていった。始めの内は届いていた手紙も一年と経たずに宛先不明で戻ってくるようになった。 ・離婚の原因は今となっては推測するしかないが、亜入家の父親は透と同じく、他者共感の欠如した情緒の無い人間であったのが大きい。勿論彼は努めてそれを隠し、世間並みのよき夫、よき父として振る舞い続けていたが、聡くとも普通の人であった母親にはそれが耐えられなかったらしい。 ・両親の離婚後、父親と共に暮らし始めた透は父のその生来の質を同族故に本能的に理解した。だから自分も“よい子供”たろうと勉学に励み、手間のかからない子供として振る舞い続けた。(亜入もまた他者共感と情緒がほぼ無かったので、それらしく振る舞うのは全く苦ではなかった。父子共にどちらも自分本位で“仲のいい親子”であり続けた。) ・大学進学と同時に実家を出て一人暮らし。以降父親とはほぼ全く連絡を取っていない。離れ離れになったから互いに“らしく”振る舞う必要がなくなったため。遺産相続で揉めないようにある程度の交流は確保しているが、それも現在では年賀状のやり取りのみである。 ・唯一自他の境界線が薄まる妹に対する感情は自分の同胞に抱く愛着に近い。彼女がどこに行ったのか、今どこで生きているのか。勉学に勤しんだ内の半分はそう言った彼女を探す動機が強い原動力となった。明ちゃんがどこかにいるのなら、どこかで、生きているのなら。彼女に会えるように、見つけられるように、捜せるように、守れるように、俺は頑張らないと。強くならないと。その結果が現在の彼の特質(技能値)であり、警察、その中でも零課所属である。 ・行き詰まった時、空を仰ぎ見る癖がある。この世界のどこか、同じ青い空の下に妹はいる筈だから。 ・ちなみにシスコンではない。あくまでも自他境界がちょっと緩むから他よりも多少特別なだけ。たぶん同じ様に自他境界が緩む人がいたら、すぐ同列になるだろう。もっとも、そんな存在は妹以外で出会ったことがないのだが。 ・(ちょっとメタ)妹が既にこの世にいなかった場合、彼は大いに泣くだろう、叫ぶだろう、怒るだろう、悲しむだろう。そしてもし、彼女の死を自分が気づいていなかったことに気づいてしまったら、彼女の死を忘れていたら、彼女を一人寂しく死んだままにしていたのなら。彼は殺すだろう。そうなった原因を。たとえそれが、誰であろうと。(メタとして最初の死体は実は妹で、PC3がそれを相模原さんと見間違えたのではないか。なんとなくそれを察していて彼に対して悪感情を抱いているのでは、という推測。)(万が一そうなった場合、亜入は躊躇なく銃口を身内に向けます。だって許せないから) ・(ちょっとメタ)ただし、もし妹が生きていてしかも黒幕側だった場合。妹が生きていたことと再会を喜びつつも駄目なものは駄目と言える兄。自他境界が緩むだけで自分は自分、妹は妹という他者との非同一化は毅然としてあるので同調することはない。零課としての務めを全うする。 ・零課に在籍しているのと刑事であることの責任感はちゃんとある。事件解決への姿勢は真面目そのもの。(ただし、もし亜入の目的と零課が目指すものが決定的に異なってしまったら、彼は自分の目的/利益を優先して行動するようになる。) ・『庭師事件』で亡くなった相模原先輩には新人の時お世話になった恩義があるので亡くなった時は悲しかったのは嘘ではない。自分本位の感情がたまたま場の空気と一致することもある。 ・まとめると情緒と他者共感が欠けており、自分本位でしか感情の機微は表れない。それを隠すために普段は明るい性格のちょっとノリの軽い人間を演じている。妹の存在、その比重が重めでもし彼女に何かあったら容易に零課を裏切っても罪悪感は抱かない。利己的な個人主義者。 ●通過シナリオ 『庭師は何を口遊む』HO2　生還

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