タグ： わちゃ卓 絡繰る 血潮

曰く付きの古物鑑定を生業にしている鑑定士。 オカルト好きが好じてそのまま職業になってしまった生粋のオカルトマニア。 博物館や美術館へと寄贈された表に出せないあれそれを共同で調べたり、場合によっては完全に引き取ってしまう為、用途不明の謎めいたコレクションが増える一方。 個人からの依頼を受けることもある。 鋭い閃きと着眼点から海外でもそれなりの評価を受けており、国内外問わず精力的に目利きの力を発揮している。 形式上所属していることになっている博物館の副館長（曲谷槐）とは仕事でもオフでも付き合いのある友人のような関係だが、お互いすぐに消息不明になるのであまり時間は合わない。失踪に関しても「いつものこと」と化しているが、そのせいで律の仕事や心労が加算されていることは間違いない。 裏の顔はとある宗教団体に属する末端の信者。 当時通っていた大学へ訪れた臨時講師の怪しげな男の話を聞いてから教団へ強い関心を抱き、誘われるがままに入信。 鑑定士としての立場を悪用して摩訶不思議な物品を教団へ送ったり、教団の指示によって潜入、該当物品の奪取も行っている。 オカルトに関心がありそうな人をそれとなく勧誘することも…。 公私共に様々なオカルトスポットへ自ら赴いており、幾度となくオカルト的にも人為的にも身の危険に晒されている為護身用に常にナイフを携帯している。怪しげな物を見つけると持ち帰らずには居られない収集癖を拗らせている。 ＜学生時代＞ 才色兼備で家柄も良い幼馴染に囲まれて育った為、彼等のことを友として大切にしたいと思っているが、その一方で自分のどうしようもない平凡さに劣等感を感じている。 群に埋没することを酷く恐れるあまり「普通でないこと」を常に求めている。 そしてその「普通ではないこと」を自分自身ではなく外側に求めた結果オカルト分野へのめり込んでいくことに…。 噂好きのお調子者、といった印象を周囲に与えることが多く友人は沢山いるものの、口を開いていないと自分の存在が誰にも認知されなくなってしまうような気がする、といったような強迫観念に駆られていたためである。 幼馴染と離れて過ごした大学時代はパリピに扮していたが、そんな自分自身を常につまらない存在だと感じていた。 臨時講師との出会いで生活は一変。活力を取り戻したように見えて、その実死に急いでいて何もかも投げやりだったとも言える。 成人してからは表裏問わず仕事の腕でそれなりの評価を受けている為子供の頃よりは幾分か情緒的に安定しているが、もっと大きな功績を上げて見返してやりたいという気持ちが強く、常に機会を伺っている野心家でもある。 それら全てが彼等と「対等」でいたいという気持ちの裏返しなのだと、自分でも気が付いていない。

※歌詞を引用、及び記載することは禁止となりました(Youtubeや歌詞サイトのURLだけ書くことをお勧めします)。
↑ページ上部へ