タグ： 者委任具ハチナナ

フリーのカメラマン。 かつてはアーティストとしての写真家だったがとあるきっかけでその道を外れ、現在は雑誌等に写真を提供し日銭を稼いでいる。 現在はアパートの一室で中学生の娘である狭野方 縁(さのかた ゆかり)と暮らしている。 仕事がない日は常に飲んだくれて外に出ない。 仕事があってもギリギリまで行かない。 ドライ系の酒以外は水と言うおしまいな酒クズ。 生活のほとんどを娘にやってもらってる。 基本的にゆるりとしていて怠惰なのに都合が悪くなると逃げ足だけは異様に早くなる。 アーティスト時代、全国各地を巡り山や生物の写真を撮る写真家であった。 駆け出しの頃、同業者である女性と付き合い結婚、それが縁の母親である。 ある時コンクールで賞を貰い一躍有名に。 賞金に加え、作品が売れたことにより家庭がかなり潤った。 日本の各地、果ては海外での個展を開催する機会が増え二季は家を空けることが多くなった。 しかし流行というものはいつしか変わっていき、二季の作品はだんだん評価されなくなって行った。そんな状況ではあったが、唯一の幸せといったところか縁を授かり、翌年出産。 それからまたしばらく、育児に仕事にと忙しい日々が続いたとある日。 たまたま仕事が早く終わり家に帰宅しようとした際、妻が他の男と寝ている現場に遭遇する。 男の正体は同じコンクールに出展することもあった若手の写真家であった。 妻は二季が家を空けている最中に二季の稼いだ多額の金をその相手につぎ込んでいた。まだ幼い縁をおいて出かけることもあったという。 その話を聞く前だったか、聞いた後だったか、二季はその場でその2人を追い出した。 後日、妻の方から記入済みの離婚届けを突きつけられたが、親権を得るため離婚調停に及ぶ。 無事に親権を勝ち取り、養育費も受け取ることに。 慰謝料の要求を取り消す代わりに縁との面会を禁止した。 そして、育児との両立を図るため写真家を辞め、就職。 酒を飲み始めたのもそれくらい。 育児の辛さや、元嫁のことを忘れたい時に飲むのが癖になってしまった。 ・狭野方 縁(さのかた ゆかり) 中学2年生の少女。 ダメダメな父を蹴り飛ばして起こす毎日。 母親のいない生活を送っているが、姉御肌のしっかり者。 父親である二季とは似ても似つかないほど容姿端麗で成績優秀。 クラスや学年をまたいで人気がある。 本当の母親のことはあまり覚えていない。 しかし、たった1枚だけ残っていた幼い頃の自分との家族写真で顔だけは把握している。 家族写真の入った写真立ての裏カバーを外した所に 「本当に困った時はこの人を頼れ。お前の母さんと父さんだ。」と住所の書かれたメモと小さく折りたたまれた縁と二季とは別の男性の名前が書かれたDNA鑑定書が入っている。

※歌詞を引用、及び記載することは禁止となりました(Youtubeや歌詞サイトのURLだけ書くことをお勧めします)。
↑ページ上部へ