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化け猫遊女のレネゲイドビーイング。 吉原の遊郭で最上位の太夫花扇に飼われていた猫で、その花魁も妖の類ではないかと噂されるほどの美しい才女だった。 濡れたような艶やかな黒髪、長い睫毛、伏し目がちな色香溢れる眼差し、珠のような白肌、歌声は朗々と響き、睦言を囁く声は金の鈴のよう。そんな彼女と共に生きた小鈴も、ペットは飼い主に似るという言葉通り蠱惑的な傾国の美貌を持った少女の姿を得た。 大火で寄る辺を失ったあとは流れ流れて豪商の家に住み着き、そこの主人に《テンプテーション》などで取り入り、土地と財産すべての権利を譲り受けることで辺り一帯を乗っ取った。 住処を手に入れて暫く、いつしか猫又、化け猫と呼ばれる類の猫が自然と集まり、果ては犬神信仰などで殺された結果覚醒した犬のレネゲイドビーイングなども彼女の元を訪れるようになり、千代と同様に家族を失ったり家族に捨てられたりした元ペットも噂を聞きつけては訪ねてくるようになり、気付けば動物大集合となっていた。 人間、特に男性は財布か勝手に動く手足程度にしか思っておらず、利用するだけ利用したあとは適当な研究セルなどに売り捨てる。 最初で最後の飼い主である花扇から金の鈴をもらって「小鈴」と名付けられた。 その名を現代でも大事に名乗っている。いつか魂が巡って生まれ変わってきたときの目印になるように。 花扇から、ごくたまに褒美として禿に与えられた餅菓子を小さく千切ってわけてもらっていた思い出が忘れられず、いまでも餅菓子が大好き。 普通（？）の猫だった頃はあまり人の食べ物は食べられなかったので、人の身を得たいま、大好きなおもちを存分に満喫しようと思っている。 領域を展開すると絢爛な遊郭が現れ、遊女たちの香の匂いまでもが再現される。 《領域調整》《ＥＥ：虹の香り》《ＥＥ：快楽の香気》 そして《オリジン》を発現すると、白い獣の耳と尾を持った、在りし日の太夫を思わせる美女の姿になる。 ▼判定 21dx+17@8 59 22dx+17@8 79 23dx+17@8 99 26dx+19@7 129 27dx+19@7 159 31dx+21@7 189 ▼オーバードーズ 30dx+23@7 129 31dx+23@7 159 34dx+25@7 189 ▼通常 d10+56 99 d10+66 159 d10+76 189 ▼オーバードーズ d10+86 159 d10+96 189 ▼制限抜き d10+14 99 d10+15 159 d10+16 189

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