タグ： PL:中二病 シャーロック・ホームズ症候群HOホームズ

3-6　格闘センスの持ち主　キック、組み付き、頭突きの初期値は50となる。 プライドが高く敬意と共にサー・ロッキーと呼ばれることを好む。そしてドヤ顔がはらたつ。 元々はイーストエンド・オブ・ロンドンで盗みやスリ、詐欺、空き巣、ゴミ漁りをして生きていた程の浮浪児だった。 ある日いつも通りゴミを漁っていたら、金持ちが戯れで買ってすぐ捨てたヴァイオリンを見つける。 彼は気まぐれにジプシーの真似事でもしながら金を稼ぐかとそれを拾い奏で始めた。 最初こそ拙いものであったが才があったのかそれしかやることが無かったからか、みるみるうちに上達していった。 そうしてヴァイオリンを引き始めてか数年、気付けばきれいなタキシードを着て外気を感じない部屋で寝られるようになっていた。 生きることに精一杯だったあの頃とは違い、金と時間に余裕が出てくると様々な欲求が出てくる。 承認欲求や虚栄心がその最たるものだ。もっと褒められたい、もっと認められたい。 そのために彼はヴァイオリンの技術だけでなく知識や品格を身に着けようと躍起になった。その過程でいくつもの本を読んだ。 そのうちの一冊が「全知の呪文」だった。全知という言葉に引かれ読んでしまい、知ってしまった。 浮浪児時代の死と隣り合わせにいるという恐怖からか、彼は勢いでホームズの家を燃やしてしまった。 冷静になった頃には一人を除いて全てが燃えてしまった後だった。 いくら後悔しても遅い、自分の命は可愛いのだから。 しかし残された一人――本物のシャーロックにはかつて自分が浮浪児だっ頃の思い出と重ねてしまい同情を禁じえなかった。 だからこそかつて自分が音楽の世界に入る際にそれまでの名前を捨て去った時のように、そして「モリアーティを殺す立場に無く」「ホームズという人物と共にいても違和感のない存在」として「ワトソン」と少年を名付け引き取った。

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