タグ： 続プリコネTRPG部

神話生物対策課-LUST所属の、ぐうたら怠惰な吸血鬼。 配給血液飲んでVRゲーやって、ポテチ食べてVRゲーやって、おでん食べてVRゲーして寝る生活。 飽き性なので、大体全クリする前にセーブしてそのまま放置が多い。 ふと思い出してはやってを繰り返すため、セーブデータを消すと凄まじく怒る。 神話生物対策課-LUSTに所属している理由は、配給血液と怠惰な生活を守るため。 基本的に自分からやる気になる事はなく、相棒に引きずられて神話生物の撃滅を嫌々している。 すぐ人を（ならぬ者も）煽ってしまう性格。 鼻に付く言い回しで種族・性別関わらずイラっとさせる事ができる。 イラっとしている周りを見て「えっ……何怒ってるの？こわっ……」と思っていて、 少しも自分が原因とは思っていない天然。 「吾輩、伝説の吸血鬼ですので。」とか言っているが信用ならないため、誰も信じていない。 過去の事が逸話や、創作、漫画等で色々書かれている有名な吸血鬼と自分では言っているが真偽は分からない。 その全ては一貫しておらず、魔王やら、召喚されたやら、正義の味方やらよく分からない事になっている。 やっぱり適当ふかしているニート吸血鬼としか思われていないし、実際そんな感じ。 『この世界を守りたいという気持ち』というものがあるかは周りから見ても分からない。 少なくともニンゲン（食料）がなくなるのは困ると思われている。 「吾輩、Ｂ型の18歳までの女子の血液が好物なのだよ、A型の50代のおっさんの血液とか配給したら吾輩怒るからね」 ◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□ 誉れ高き始祖ルスヴン卿の血族。 ルスヴン卿の5人目の眷属である"灰塵公"。 残虐非道であり傍若無人。 常に飢えており数多の村々を滅ぼし、喰い散らかした。 5000を喰らったところで、ルスヴン卿と同じ、"陽下を歩きし者（デイ・ウォーカー）"となった。 武器の使用などはせず、身一つで切り裂き、握り潰し、爆ぜさせる。 "灰塵公"と呼ばれた理由は、Erhardが歩いた後には塵すら残らない事から。 15××年。 脅威となったErhard.C. Roosに対し、教会は聖堂騎士団を派遣する事を決定する。 百数十年に渡り、世界各地でErhardと聖堂騎士団は激闘を繰り広げた。 不死性と変化、グールとスケルトンの使役、理不尽な力で聖堂騎士団を駆逐していった。 そんな無敵かと思われたErhardに終わりは忽然と訪れる事になる。 人の屍で作った城で眠っていたErhardの元に一人の少女が現れた。 純白のドレスに身を包み、身体の至る所に異教の呪印を刻まれた少女だった。 彼女は聖少女Agathe。聖堂騎士団の切り札であった。 幼き頃から、呪印を刻まれErhardを滅するためだけに育てられた。 力なき少女に呆気を取られたのか、見くびったのかは解らないが、咄嗟に動く事のできないErhard。 首元に聖剣を押し当てられ、腕を動かそうにも「異教と思われる呪文」に指一つ動かす事が出来なかった。 変化も、使役したグールもスケルトンも動かす事ができず、流れた事の無い汗がツーっと頬を伝った。 しかし…そんな事よりも…… 剣を振り上げた少女をまじまじと見つめて、「なんて美しいのだ」と想った。 死んだ。 そう死んだはずだった。 気がつくと美しい少女が目の前で見つめていた。 首を触るとぎこちない縫い目がある事を手触りで感じた。 どうやら4つの誓約を刻まれたらしい。 1.善人を殺せない誓約 2.殺した人の数だけ、人を救う誓約 3.不死性と魔法を封じる誓約 4.この少女を愛する誓約 どれも破ろうとすると首に痛みを感じた。 何故、我輩を生かすのか聞くと「聖堂騎士団への嫌がらせ」との事だった。 誓約の証として"血色紅玉の首輪"をあてがわれた吾輩は、この女に使役される事になった。 救い、喰らった。 救い、喰らい、救った。 この女は3年後に死んだ。 全身に刻まれた呪印に喰らわれたのだ。 救い、喰らった。 救い、喰らい、救った。 「ねぇ、Erhard。私の事食べたい？」 「そんなの決まっているにあろう。今すぐ首を捻ってその血を一滴残らず喰らいつくしてやりたいわ」 「そう……」 救い、喰らった。 救い、喰らい、救った。 「20歳にもなれなかったけど、私は人の為に役立ったのかしら」 「吾輩が悪人以外を喰らわないだけでも、数千、数万、数十万の命は救っておるのではないか」 「そっかー。それなら胸を張ってイエス様の元には行けるわね。」 救い、喰らった。 救い、喰らい、救った。 「次に出会った時は私の事喰らってもいいからね」 「何を言っておる」 「約束して、絶対に私の事食べてね」 「あぁ、約束しよう。次もその次も必ず吾輩が喰らってやるわ。骨も残さずにな。」 「……」 救い…… 喰らい…… Agatheが逝っても誓約は続いた。 差し詰め"吾輩だけを束縛する呪い"ってやつだな。 100年、200年と異形と悪人を喰らい、喰らい、喰らいつくした。 ￣￣￣￣￣￣￣￣ ￣￣￣￣ ￣￣ 誓約の1～3はクリアした。 吾輩が善人を殺さず、魔法を行使しなければいいだけの話だけだからな。 だが、4がクリアできぬ。 目を閉じると思い出すのだ、あの顔を。 何が"初めての友達"だ。 吾輩を殺す為に生まれ、吾輩を殺し、呪いで縛り付けたガキが。 吾輩が喰らってやるものの。 血すら一滴も飲めなかったではないか。 このモヤモヤした感情が400年以上経っても晴れないのは一体何なのだ。 何匹の異形を屠ったのだろうか。 喰った分はもう救っている。 だが、あいつはいない。 あぁ。もういい。 怠惰に生きよう。 この気持ちが晴れるまで、何も考えずに生きるのだ。 時間ならばいくらでもある。 不死性がなくなろうとも、寿命など吾輩には無いのだから。 怠惰に生きよう。 この想い（呪い）が枯れるまで。 ◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□ おい、Erhard。起きろ！ 新しい相棒が来たぞ。 なかなか優秀なエクソシストらしいぞ！ しかも、女らしい！うらやましいな、おい！ ちょっと！聞いてるか？Erhard？ おーい！寝るなって！！起きろ！！おい！！！ ◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□◆□

※歌詞を引用、及び記載することは禁止となりました(Youtubeや歌詞サイトのURLだけ書くことをお勧めします)。
↑ページ上部へ