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幼い頃から能力に目覚めていた二人の少女”達” 元々は別々の道を歩んでいたが、お互いがお互いのことをあまりにも”知らなすぎた” 知らないことはないほど仲がよく、常に一緒に居たのにもかかわらずどちらも敵同士であることは知らなかった お互いがお互いを思いやる気持ちは誰から見ても仲睦まじく写っていた 彼女たちを知る人物たちは口をそろえてこういう 「まるで本当の姉妹や一歩間違えれば恋人のようだ」と 彼女たちはその言葉を心から嬉しがっていた しかしすぐに終わりは訪れてしまった ある戦場で二人は相対した 二人とも白いコートと黒いコートを来て、フードで顔を隠して戦い続けた そして最後の別れの瞬間、彼女はこうつぶやいた 「さようならシャ・ビーアン、最後に会いたかった」 そういうと彼女は息絶えてしまった 眼の前がひどく歪んだことを覚えている 胃からせり上がってきた汚物が自然と目から涙を浮かばせるのと同時に現実に戻ってきた 温かい血が頬をつたい、冷たい彼女へと落ちていくのを覚えている あぁそうだ、なくしてしまっただ、自分の手で壊したんだ 壊れた心はいつの間にか歪んで(なおって)いた 彼女はまだ・・・”死んだわけじゃない” そうして彼女たちは一つになった 新しい一つとなって、一人になった 二度と会うことは出来ないが、もう”ひとりぼっちにはしない” ちなみに戦闘時には友であった范無咎(ファン・ウジン)が表に出て戦う

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