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❏設定 　幼い頃からヒーローが好きだった。 　男子ならば、誰しも一度はそんな時期はあるだろう。時間が経てば皆大人になり、夢を忘れてしまう。しかし、黒木場は抱いた夢を諦めることはなかった。漫画やアニメのような英雄やスーパーヒーローは無理でも、人々を守る仕事に就きたい。大人になっても、もっと言えば今でも気持ちは変わらない。 　彼は夢を叶えるために刑事になる道を選んだ。家族や友人を守りたかった。幸い、向いていたようで学生時代から優秀さを評価されていた。 　警察学校時代も問題なく過ごせるのだろうと考えていた。が、ある男と出会いでそうもいかなかった。白瀬恭雅、いまでは家族と同等程度に信頼できる相棒だが、当時は無愛想な態度に手を焼いた。能力はあっても、刑事は連携できなければ意味がない。半分は心配、もう半分は怒り。黒木場は警察官という立場に誇りをもっている。だからこそ態度が目に付き、やたらと気にかけてしまった。 　一緒に活動しているうちに相手のことも分かり、どうやら能力があるから無愛想にしているわけではない、という事がわかった。ただそういう性格なだけで、真面目なだけだった。それからは誤解もなくなり相棒としての関係が始まった。 　大人になってからも関係は続き、妹の白瀬心を含めてよく遊んだ。黒木場が海外旅行が好きだったということもあり、3人でフランス旅行に行こうと約束していた…ところで、事件が発生した。10年前に起きた連続殺人・誘拐事件。捜査で旅行は延期、仕事に追われる日々が続いた。 　挙げ句には心が行方不明。より捜査に力を入れなければと決意した時、捜査の打ち切りが言い渡される。納得できなかった。「事件にアンドロイドが関与している」という手がかりを掴んだのに。何より、被害者が、白瀬が報われない。 　だから、一人で捜査を続けた。上の命令に従っていては事件は解決しない。市民のため、相棒のため、相棒のために…周りなんて見ずにがむしゃらだった。おかしくなっていた。 　結果が白瀬の辞職だ。自分のせいで、大切な友人の人生を壊してしまった。市民を守るつもりが、私情だけで動いてしまった。 　それから10年間、刑事として市民に尽くすことだけを第一に働いてきた。あの時、不満を持って捜査を諦めなかったことは間違いではない。だが、自分勝手だったという後悔は消えなかった。真面目な彼ほど真面目にはなれないかもしれないが、自分なりにやり直してみよう。 　ニュースで、白瀬がアンドロイド破壊事件に関わる犯罪組織のリーダーと報道されるのを見るまではそう思っていた。結局、相棒が大切で仕方がない。だが今度は違う。いまは新しい仲間もいるのだ。10年前の事件の真相、妹の行方、白瀬が何故犯罪組織のリーダーをしているのか。そして警察の不誠実な対応を突き止めなければ。 ・HO4との出会い 　パトロール中に置き場を通りかかった。アンドロイドにはいい印象がないが、廃品に置かれたHO4が機械の塊には見えなかった。人にしか見えなかった。 　記憶が無いというHO4を、安全かもわからないのに手を差し伸べてしまうほどお人好しだった。それからは話がトントン拍子に進み、HO4は黒木場のパートナーロボットになった。名前もないと困ると言われ、咄嗟に思いついた「グリ」という名前にした。 「グリ...gris (意味：灰色) フランス語で灰色。自分が黒で、相棒が白。その中間かつまだ関係が曖昧ということもあってグレーという意味も込めている。おじさんはアンドロイドに警戒心を持っているらしい。」 　1年働いてみて安全そうだとわかったが、やっぱり少しアンドロイドは怖いし警戒している。仕事をする上で表には出さない。 ・おまけ アンドロイド →怖いし、警戒する対象。全てを危険だと決めつけるべきではないと思っているが…上手く仲良く出来ない。 警察上部 →信用できない。アンドロイドよりも警戒すべき対象。刑事、警察として正しい組織であって欲しいと願っている。 HO1 →まだ警察内部の影響をあまり受けていないだろう子。責任を持って、悪影響と危険から守らなければいけない。少し過保護に接する。あと人間なので怖くない。 HO2 →おじさん、新型と旧型の区別があんまりついてない。新型の方が性能いいのかな……新型だから自分よりも出来ること多いかもしれない。すごいなぁ。 HO4 →1年付き合ってきたパートナー。アンドロイドなので警戒しているが、一緒に働けば愛着も湧いてしまう。だけど、パートナー可愛いな～という思いも油断になってしまうので隠している。数歳年下とか可愛すぎると思うんですよね。でも優しく出来ないおじさん生きるの不器用。 白瀬恭雅 →白瀬の実態を知るまでは相棒を解消したくない。だからHO4を相棒と呼べずに居る。親友だと思っている。 白瀬心 →守るべき対象。親友の妹ということもあり、なんでも買ってあげたりしていた。 ヒーロー →アンパンマンからアメコミヒーローまで幅広く好きだった。特別身体が丈夫なわけでもないので、刑事のような活躍の仕方が自分にはあっている。子供の頃にやっていた鬼滅の刃が大好き。 ❏ステータス ・HO補正 任意の<交渉系技能>に+50 →説得50％ ・ステ変更 個別：INT10（スタート）→10→10（どうして）→13 入れ替え：SIZ16とINT13を入れ替え ・特徴表 【バイリンガル】日本以外の国で生活したことがある。[EDU*5]％を、最大3つまでの＜ほかの言語＞技能に割り振る事ができる。 →英語65％、フランス語30％ 【信頼のおける人】探索者は自分の家族や友人などの仲間を見捨てたり粗末にしたりせず、可能な限り助けようとする人間だ。その評判が今後も続くかぎり、任意のコミュニケーション技能3つにそれぞれ+10％ →言いくるめ、心理学、説得にそれぞれ10％ ❏職業/技能 （クトゥルフ2015の警官、刑事をベースに創作） 理由：アンドロイドと共存する上で必要な知識をつけたのと、サブマシンガンを特別鍛えていたから。 職業：言いくるめ、聞き耳、心理学、説得、機械修理、応急手当、目星、サブマシンガン 興味：回避、コンピューター、図書館 □推奨技能 　： 戦闘技能⭕/ 探索技能⭕/ コンピューター⭕/ 交渉技能⭕ □準推奨技能 ： 応急手当⭕/ 機械修理⭕

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