タグ： たちばな ゼアル卓

美しさと醜さを兼ね備えたドールよ、お前には機械仕掛けと異形の呪いを与えてやった。 お前が人間であった証左はもはや記憶しかないだろう。 戦場で優雅に【円舞曲】を、そして手には【パイルバンカー】を持つがいい。 その真っ白な【あるびの】の容姿は目を惹くだろうが、その体には【よぶんなめ】があるのを忘れるな。 自我の片隅に存在する【よぶんなあたま】はお前の冷静な判断を支え、姉妹たちに【助言】を授ける事を可能にする。 狂え狂え存分に。崩壊したこの世界でお前の正気を保証する者は、終ぞ姉妹達だけになってしまったのだから。 解れたリボン：小さいころから身に着けていた大切なもの。たった一人の家族である弟も、偶然知り合ったあの人もよく似合うなんて褒めてくれたっけ。だから毎日、肌身離さず付けていた。そうしたら、少しでも笑ってくれるような気がしたから。

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