タグ： かいらぎ りゅういちろう

49歳窓際刑事 男　1月28日生まれ　 一人称：私、おじさん 二人称：君、貴方 普段は温厚な人格であり、めったに怒らない。困ったりすることの方が多い。ちびっこなどには懐から金平糖をあげたりする。この行為に他意はなく、近隣住民もそのことを理解しているのか、金平糖のおじさんとして親しまれている。 彼にとって大切なのは金平糖を配ることではなく、金平糖を所持することである。金平糖は彼の妻が好きだったお菓子であった。彼自身は甘味は正直苦手である。 数年前。とある嵐の日に、その怪物は現れた。いつものように二人で夕飯を食べて、いつものように「おやすみなさい、また明日」と挨拶をするはずだった。嵐の騒音によって窓ガラスが割れた音に気付くのが一瞬遅れた。彼女の後ろで刃物が光るのが見えた。とっさに手を伸ばすも届かない。顔に温かい何かが付着した。次にやってきたのは己の首にひやりとした感覚と温かい感覚だった。力なくその場に倒れ込めば、赤い液体を流す妻と目が合う。妻は必死に首に手を伸ばした。己の傷などどうでもいいかのように、彼も手を伸ばそうとした。妻が口を開いたのが見えた。かすかな動きだった。そこで彼の意識は途絶えたのだ。 次に目が覚めると傍には同僚が立っていた。ことの経緯を聞けば、彼らを襲ったのは巷を騒がせていた通り魔だという。通り魔はその後自殺を図り動機は不明、逮捕することはかなわなかったのだという。 妻はと問うてみれば、妻はその場で亡くなったようだった。 彼は、今も妻を殺めた犯人を許すことはできない。その悲しみ、怒りの向ける相手を失ってしまいすべての気力がなくなっていったのだった。 こうして窓際　梅花皮　柳一朗　が誕生したのだ。 彼は今でも妻のことを想っている。 また、彼は刑事課ではあるもののその顔の広さか交流関係が広い。 ICT課にいる新人の坂ノ宮　音磨は友人であり、後輩であり彼にコンピューターを教えた第一人者である。 坂ノ宮は行方不明である。

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