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【HO3 美術家】 不動産会社の三代目社長である父と良家の子女である母の裕福な家庭の娘。 優秀な兄と姉を持つ末っ子として生まれた彼女は、後継を期待されることもなく、それはもう自由奔放に育った。 非常に甘やかされて育ったため傲慢で不遜、自信家な面が目立つ。それでも嫌味に聞こえないのはさっぱりとした性格ゆえ。 絵の具が臭いからという理由で高一で家を追い出され、それ以降一人暮らし。文句を言いつつもアトリエを手に入れてエンジョイしている。 実家が太い且つ仲が良く、金銭面の援助を受けていたため、経済的には困窮していない。17歳当時は通っている都内の私立女子校の近くに暮らしていた。 彼女を最も甘やかしていた祖母が5歳で他界してから、時間の有限性に対して非常に敏感。 だが5歳の子供が口頭で説明するには難しい概念だったため、それを伝える手段として絵を描き始めた。 ゆえにかなりの効率厨。逆に自分が大切にしたいと思ったことには無制限に時間を割く。絵を描く行為もその内の一つ。 名声には一切興味が無いが、自身の価値観や大切なものが評価されるのは誇らしいため、そういった意味で売れたいと思っている。 自尊心が非常に高いため、誹謗中傷や絵に対する気遣いを嫌う。評価されないことよりもそちらの方が嫌だし、時には普通に落ち込む。 時間という概念を非常に貴重なものとして大切にしており、それを一枚の絵で表現する作風。 例えば一輪の花が芽から花開き枯れるまでの経過、同じ場所から見える空の色の移り変わりなどを全て観察し、それを一枚の絵に表した絵など。 写実的だがどこか不可思議で儚げな雰囲気を纏った油彩画を描く。 高校時代は主に静物画を描いており、『生涯』というタイトルで胡瓜草の経過を描いた絵を路上で売っていたりした。 ちなみに油彩というジャンルを選んだのは、思いつきで筆を走らせる癖があるから。 ペンネームは『一色レイラ』。 個人主義で利己的、奔放で快活な性格。やりたい放題だが、根は真摯且つ誠実。 積み重ねの末にある今この一瞬を愛しており、その連続性を心から大切にしている。 視点が独特なため本質的な意味で孤立することが多く、理解者が欲しいと奥底では願っている。 一人称は「私」、二人称は「君」。中性的な喋り方をする。 17歳時点で東京芸大を目指すか悩んでいる最中。学生が勉強するのは当たり前という思考のため普通に成績は良い。 可愛らしいものが好きで、そういったものに対して与えたがりな気性がある。 カラーコード:ベゴニア #F37167 誕生日:5/1 【導入終了時点】 17歳のとある日、カミロ・ヴァンニという世界有数の資産家に見初められ、ミラノに転居。 絵をひどく気に入ったらしい彼からパトロンとして全面的な支援を受け、22歳の時にミラノ芸術展で大賞を受賞し、世界に名が知れ渡ることに。 しかしその夜、彼の夢だと聞いていたエテルノ美術館の実態が非人道的な実験を伴うものだと知り、袂を分かつ。 前払金として受け取っていた分の10年契約を終えた後はパトロンを解消し、32歳現在は個人で活動している。 カミロのことは良き友人として気に入っていたぶん、彼の過ちに対しては激しい義憤を感じている。 刹那と永遠を愛するスタンスの違いはあれど、芸術を愛する友として共に道を歩めたらと思っていたからこそ、それなりにショックは大きかった。 自分の愛するものを侮辱したこと、彼の愛する芸術を彼自身が汚していること、その後一方的に連絡を絶たれたこと、全てが許せない。 次に会ったら一発殴ってやるつもり。今でも大切な友人だと思っている。 優しく暖かに、しかし力強く芸術を愛するカミロに、彼女が設定したアトリビュートは『月』。 10年前の事件までは月モチーフの絵を多く描いていたが、それ以降は不自然なまでに一切描かないようになる。 とは言いつつ、彼の通っていたカフェには10年間通ってすっかり常連になっている。未練は無いが情はある。

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