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「お前らは俺のモンだ。死ぬも生きるも俺が決めるってことをよく覚えとけ」 表向きカフェバー"L"の店主を務めるFHセル”ヴェスパ”のセルリーダー。 深い隈と昏い眼つきが印象的な、咥えタバコの男。 暗殺・武器密輸・破壊活動などFH中枢セントラルドグマから下されるありとあらゆる非合法任務を請け負う。 性格はやや荒っぽく独善的。 自身を「強欲」と形容し、「失うこと」を何よりも嫌う。 彼のシマや所有物に手を出して命を落とした者も多い。 一匹狼のFHエージェントだったが、確かな実績から近年セルを持たされた。 本人は「身動きが取りづらくなる」と固辞していたが、アジトとなるカフェバーを持つことを条件に就任したという。 口癖（座右の銘）は「失いたくなければ勝ち取れ」。 ■経歴 コインロッカーベイビーとして生まれ、やがて浮浪児となる。 一日一日、何かを奪いながら生き延びてきた。 10代の終わりから20代の初め、無所属のオーヴァードとして非合法に活動。 その頃に初めて"親友"と呼べる青年と出会うが、彼は昏睡状態となり眠りつづけたあとに死亡。 心の綺麗な、人を助けることを尊ぶ、気持ちのいい男だったという。 そのときから梟介は眠ることをやめた。 コーヒーとカクテルづくりは元々亡くなった友の趣味。 ■その他 ○眠らない男 睡眠をとることがない。目を瞑ることはあっても眠ることがない。 その顔に刻まれた深い隈は、そのため。 ○煙草 常にタバコを咥えているように見えるが、オレンジシガレット（お菓子）。 立ち昇る煙は毒によって発生した溶解によるもの。タバコは吸えない。 好物というわけではなく惰性やクセのようなものらしい。「味はむしろ嫌いだ」とのこと。 ○有毒体質 全身から強力な毒を生み出す猛毒人間。 彼自身の体を蝕まないよう肉体が本能的に凄まじい勢いで中和を続けており、結果として臓器に著しい負担がかかっている。 ■セルメンバーとの関係 セルメンバーもまた彼の「所有物」だと言って憚らない。 その生死を勝手に決めるな、と。 蒼蝶 呼び方：アオ ⇒「あんま大きな声出すんじゃねえ、頭に響くだろうが」。 　言葉尻はやや邪見に扱いながらも、追い払ったりすることはない。 　「家族」を重んじる蒼蝶は自分にとって遠く、しかしそれゆえに思うところがあるのかもしれない。 聡 呼び方：アキ ⇒「ああ？　いいだろ、レジが百円千円合わないくらい。店長は俺だぞ」 　倹約家ぶりをやや疎ましく思いながらも頼りにしている様子。 　貧困に尊厳や肉体を「奪われてきた」聡は自分にある程度近く、しかしそれでも失われない前向きさや倫理観になにがしか思うところがある様子。 ■NPCとの関係 ”ヴァイバーナム”阿蘇野 七生 呼び方：阿蘇野 ⇒植物と毒物は相性が良く、エージェント時代はよくコンビを組まされた間柄。 　今では任務で負った怪我を診てもらう担当医のような関係。 　 　梟介の体の毒性は大変珍しく、よく検査をせがまれている（ということでもいいでしょうか）。 　かつて酒に酔った日に何か（……）があったらしく「あの日のことは絶対に思い出したくない」「俺が唯一"失っていい"記憶」とのこと。

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