タグ： 灰かぶりハーバリウム

一人旅に出るのが好きだった。 その日見た光景を記憶に残すため写真を撮る。 旅から戻ると、良く撮れた写真を印刷してアルバムに挟む。 ある旅先で、写真を撮ろうと思った場所で何度も同じ女性と出会った。 旅に出ている高揚感からか、柄にもなく声をかけた。 「あなたもこの景色が好きなんですか？」 - - - 職業はインフラエンジニア。 仕事は忙しいが、やり甲斐は感じている。 大きな案件が無事片付くと旅行へ行く。最近は二人で。 家は一人暮らしには少し広め。 昔は必要最低限の物しか置いていなかったが、 最近は自分だけの物ではない小物などが増えている。 趣味は旅の写真の整理、電子ピアノを弾くこと。 たまに料理もする。 一人称は「僕」「自分」。 温和で落ち着いた性格の持ち主。 誕生日　7/31 ・男子校時代、同じ部活にいた後輩(https://charasheet.vampire-blood.net/3738256) - - - - - - - 以下ネタバレ注意 - - - - - - - - 自分からプロポーズした彼女と、夫婦の誓いを交わすことは叶わなかった。 歩実は僕を庇って、遠い場所へ行ってしまった。 「こっちの私の分まで 向こうの私を、愛してあげてね」 全部お見通しだった彼女はそう言い残して、行ってしまった。 最後まで強くて、優しくて、綺麗だった。 その姿を僕は一生忘れない。思い出も一つ残らず、持って行くから。 ずっと大好きだよ。 並行世界の歩実と僕は、お互いの一番大事な人との別れを選んだ。 同じくらい悪い2人は、分かち合えない思い出を持ったまま、お互いの手を取り歩き出す。 忘れられない大事な人の温もりを、僅かな希望をお互いに見出して、今はただ前へ。

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