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逆立てた銀髪に赤目の三白眼。着崩した制服にチャラチャラとつけたチェーンに手錠にシルバーアクセ。 周りをジロジロと睨みつけながら肩で歩く、その腕には「風紀委員」の腕章。 見た目はどう見ても不良だし、素行も（基本的には）不良。だが、その実態は風紀委員の鳴り物入りの新入生。 UGNでチルドレンとして育てられてきたが、あまりのヤンチャ振りに回りも手を焼いていた中学生時代。 教官として付いてくれた玉野椿に様々なことを教えられ、一回りもふたまわりも大きくなり、 近しい者の印象も良くなり始めたころ、日本支部長・霧谷雄吾の命令により、学園島の荒事担当風紀委員として配属された。 素行は見た目の通りあまり改善していないが、護るべきものを間違えなくなった。 その性格は学園島でも遺憾なく発揮しており、細かい規律は本人が率先して破って行っているし、 暴力には速やかに暴力で対処しようとする、多少喧嘩っぱやい気質があるが、 その制圧力はただならぬものがあるため、風紀委員内でも問題視されつつ、頼ってしまっているところである。 「あァ？　ンだよ、風紀委員様の巡回だよ！　蜘蛛の子散らしたように逃げて行きやがって…」 「『視てた』さ。本当に悪いのがおメェじゃネェってことはな…」 「チッ…その顔、一発ブン殴らねぇと気が済まねぇ！！」

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