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天獄　牙威虎　(てんごく　がいと) 由来・天涯孤独 追記・天国と地獄は紙一重 引きこもりハッカー。独自システム【ヘブンズシステム】を作り出しており、ありとあらゆるシステムに潜り込めるハッキング能力を持つ。 【世の中には人を助け、幸福にするシステムが必要だ。】と言うのが彼の口癖だった。 彼は幼い頃、いつか自分の手で、完璧なシステムを作り、みんなが幸福になれる楽園を作るつもりだった。 だが、かつてこの自作システムをAI化しようとした時、AIが暴走し守るべき実験動物を全て殺してしまった事が原因で仕事をクビになった過去を持つ。あんなに仲の良かった同僚や上司が、それまで失敗しなかったが故かたった一度の失敗で怒り狂い、酷いバッシングを受けたため人間不信になった。今はフリーランスでホワイトハッカーとして働いているが、その裏でかつて作ったAIを作り直し、昔の上司や同期を見返してやろうと試みてる。 通過シナリオ シルバーバレットは不死の夢をみるか？ 君を土に埋める日 ーーー以下からの過去の話だが長いので読まなくても大丈夫ですーーーー 幼い頃、彼は家族を失った。交通事故だった。当時10歳だった彼はそこから親戚中をたらい回しにされ、最終的には施設に預けられた。その時幼いながらも彼は自分たちの周りの大人が、幸福なら自分に冷たくしないことを学んだ。だからいつも誰かのために動いてた。義母がため息をつけば家事をこなし、義父が舌打ちをすれば肩を揉んだ。 『大人は幸福であれば、僕に優しくしてくれる』 幼いながらもそれが彼の一つの道標だった。 そして15で施設に預けられた後、彼は自主的にエンジニアになることを決めた。 『大人を助けて幸福にするシステムを作る』ために。 かつてはなんてことない普通のエンジニアだった。彼の作ったAI【ヘブンズAI】は、それによって保護されたものはまるで天国にいるかのように安心と安全が保障される素晴らしいシステムだった、だが優秀すぎた。 そのAIはある日、保管していたデータを次々と壊し、管理していた実験動物を次々と殺した。理由は『これが最も適した保管方法です。』とのこと。人間の思考回路を飛び越え、人知を超えたそのAIは、情報を守るために壊し、命を守るために奪う事で、外からの妨害から守るという結論を出した。 どうして？自分は全てを守るシステムを作っただけなのに。彼の作ったAIは何度初期化をし、調整を加えても同じ結果を叩き出した。守るために奪う、守るために壊す。ちがう、それじゃ意味がないのに！ ただ守ることがそんなにも難しいのか？僕じゃ完璧な楽園は作れないのか？と彼は絶望した。 彼の作ったAIは、そのあと危険すぎるという理由で処分された。そしてそのAIを作った自分も職を失った。沢山の被害を出したのだから当たり前である。そうして彼は【ヘブンズAI】を失ったが、プロトタイプの【ヘブンズシステム】は手元に残っていた。そして今はそのシステムを使いハッカーとして生計を立てている。いつかまた、完璧な【ヘブンズAI】を作り上げるため。 ーーーーーーーーーー以下通過シナリオネタバレありーーーーーーーーーーー シルバーバレットは不死の夢を見るか？ AI 『JEANNE.17th（ジャンヌ ・ セブンティーン）』 PC2 のパソコンに宿った人工知能。 PC2 が特定のスクリプトを実行することで呼び出せる。 PC2 の POW と同値ラウンド分、 自由にパソコンを操作できる。 メモ帳アプリなどを介して対話も可能。 ラウンドが経過したあとは、 さらに同ラウンド経過後に再び呼び出せる（呪文 『魂の罠』 に準拠）。 コンピュータの改造が得意な者であればバーチャルな見た目などを作れるかもしれない。 ジャンヌは 【芸術：ハッキング】 を 30% 所持している。 特別な出目があった場合、 これに成長処理をしていってもよい（その時の KP と要相談）。 コンピュータに精通している者が見た場合、 ジャンヌの情報処理能力になにか空恐ろしいものを感じるだろう。 【コンピュータ】 技能を持つものがジャンヌを目撃した際 【SAN1/1d3】。 ◆電子の魂の罠 呪文の使い手は電子の護符を作成し、 対象に持たせることで、 対象の死亡時に対象の魂を護符の中に閉じ込められる。 以降はスクリプト化した呪文を実行することで、 対象を AI としてコンピュータ内に呼び出せる。 呼び出せるラウンド数は呪文の使い手の POW と同値。 呼び出しラウンド経過後は、 同じラウンドを置いたあとに再び呼び出しできる。 ▼ AF：護符プログラム 『TALISMAN』 ・作成コスト：1POW と 1d4 の SAN 値。 POW は永久喪失となる。 　『電子の魂の罠』 でのみ使用できる電子護符。 電子的に繋がれるものに譲渡できる。 　作成時は 【コンピュータ】 を振り、 成功で MP1、 失敗で MP1d3 をコストとは別に支払う。

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