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(あさひな　たく） 【特徴表】 3-03：飛ばし屋・・・空間把握能力に優れている。 　　　　　　　　　　あらゆる＜操縦＞技能の基本成功率が50%となる。 7-05：文明の利器・・・あなたはスマホやパソコンの扱いに長けている。＜コンピューター＞に+30%。 【技能値】 職業技能90→コンピュータ50、操縦（全般）25移動、追跡15 【生い立ち】 物心がつく前に両親が離婚しており、小学生に入る前に新しい父親が出来た。それまで母方の祖母に預けられる事が多かった為、必然的におばあちゃん子になった。祖母の性格をかなり譲り受け、物腰穏やかでため込むタイプ。安心させる事を常に話してくれた祖母の様に、自身もネガティブになりかけると意識して優しい意味合いの言葉を使う事を気を付けている。 小学生にあがる前に共に祖母の家を離れ、新しい父親と母親と自身の3人での生活が始まったが、妊娠中だった母親の少し早めの出産に再度自身だけ祖母の家に預けられる。生まれてからも、暫く迎えには来なかった。祖母は可愛がってくれた。けれども、もう大体の事を自分1人で出来るのにも関わらず新しい父親は自分と2人で生活する事を拒否したのだとわかってしまい、置いて行かれたような寂しさを感じていた。数か月立ち、迎えは来た。完全に新しい父親と母親、その子どもという「家族」に入り込んだ「お兄ちゃん」と言う名の異物に自分はなっていた。だから、よく妹の世話を焼き、良い兄である事に勤め続けた。そうして年齢があがるごとに少しずつ「家族」を壊さない程度に外で過ごす時間を増やしていった。 【幼馴染ゆうきとの関係】 小学生の頃、近所の公園で薄暗くなるまで遊んでいた。友だちは皆帰り、最後にぽつんと残る。滑り台は昼間においかけっこしながら遊んだ記憶がよみがえり、早々に遊ぶのをやめた。砂場は夜に水を使うと冷えるのでやめた。ぽつりと浮かんだ月のような街灯を見ながらブランコを漕いでいれば、ふと女の子の声がした。「もう暗くなったから遊んでるの危ないよ」透き通った声の方へ視線を向ければ、おつかいの帰りだろうか、習い事の帰りだろうか。大きなバッグを持ってこちらを見ている優し気な女の子がいた。暫く見つめたあと、「もう帰る所」そう言って公園を離れる。それが数度続いた時、「家に帰りたくないんだ」そう彼女に呟いた。 それから、彼女の家で勉強するという名目を得て夕方になると毎日のように彼女の家に勉強道具を持って向かった。両親もていよく送り出す事が出来て都合が良かった事だろう。彼女の家で夕飯を振舞って貰う事が増えた。世間体を大事にする両親はよく手土産を持たせてくれ、その為それはかなり長期に渡り続いていた。拓の家は金に困るような家ではない為、贈答品をそのまま持っていく事もあれば金を渡され拓が手土産を選ぶこともあった。初めはゆうきの母親が作る料理だったが、年齢を重ねるうちにゆうきが料理を作ってくれる事が増えた。ゆうきの作る料理を心から美味しいと思ってる。 中学に上がり、家に毎日行く関係は終わったが、部活の無い日なんかは一緒に帰ったりはしていた。夏祭りだとか、そういうイベントにも夜に一緒に行った。頻繁に一緒にいるわけではなくなったが、それでも心の支えである事は変わらない。普段友だちには見せない顔を、話さない秘密を、彼女にならいつも明け渡す事が出来ていた。 【高校卒業と共に就職】 東京の中の田舎と題される八王子から都心へと就職で転居した。形ばかりの送別会を両親は開いてくれ、手を煩わせる事なくすんなりと全てを1人で手配し引っ越しを済ませた。就職した会社は航空機器の設計などを手掛けたり不備の確認、耐圧などの研究を主にする会社のコンピューター部門。実際に組み立てるわけではないが仕組みやつくりを良く把握している。どちらかというと頭でっかちな部署。 スーパーコンピューターを扱う仕事故、記録の為に家に帰らない事も多々あった。規則的な生活をするメリットを何も感じていなかった為、研究にのめり込んでいった。そうして2年がたつ頃、テセウスからオファーが来る。合格した時、恐らく根を詰めて働きすぎて、疲労から失踪だとか自殺だとかそういう路線で処理されたのではないかと思っている。だから、どうしても、ゆうきに安心させたくて「生きてるよ」と伝えたくなってしまった。 【テセウス】 8年前、20歳の時に加入。特に目立った功績があったわけではなかったが、真面目で、こつこつと地味に成果を押し出していった結果、5年前に第一部隊に所属となる。たくさん喋る方ではないが無口というわけでもなく、実直な安定型。研究室での経験からデータを読み取る速度、伝える速度が早い。インカムで伝える事も可能だが、記録として文字化する速度も速い為、支部との連携、データの送信なども滞りなくする事が出来る。 肉体的な戦力に自信はあまりない。その為ライフルなどの遠方から攻撃する手段を選んでいる。あくまで自分は全体を見渡す方が性にあっていて、目の前のものを即座に処理する戦闘技術は向いていないと思っている。遠距離サポート型。皆に言う事はないが、自分の実力を第一部隊に相応しくないと思っている。 【八木ひかるについて】 5年間一緒にテセウスのエージェントとして働いていた。彼は、光だった。HO1.2は勿論尊敬していたが、彼ほどヒーローのような存在を自分は知らない。弱きに手を差し伸べるような存在だったと思う。なし崩しに生きてる世界もほんの少し夢を見れる世界に思えた。だからこそ、彼は儚いのだ。失踪した時に1番に彼の死が頭が直結した。彼は拓にとって、殿堂入りのヒーローだ。 5c9291

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