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久々宮 凛（くぐみや・りん）。 私立鈴蘭女学院大学附属高校の二年生。日本人には珍しい高身長で、その手足の長さを活かした空手部のエース。生家は宮家ともつながりがあると言われる超名家。普段着は着物。家に枯山水と池がある。鯉も泳いでる。 女子校である学内では「王子様」と皆に好かれる優しいイケメン。品行方正で真面目、人に優しく裏表のない人物だと、教師陣の覚えも良い。 その実、自分に自信は無い。幼い頃から『斯くあるべし』と厳しく躾けられてきたため、その理想像と実際の己との乖離に苦しんで来た。割と早く死にたい。 ある日通学途中に痴漢に遭って怖かったところを（間違いなくたまたまだが）PC１に助けられ、それ以来PC１に偏執的な想いを寄せている。どうにかして接触し、盗聴器を仕掛けたいと日々考えている。盗撮は姿を見るたびにしている。 私だけが知っている、私だけの神様。私を見て欲しいけれど、貴方に視線をいただく私は解釈違い。陰からその御尊顔を拝するだけで充分。嗚呼、愛しい私の神様。貴方様の為ならば、私は命など惜しくは無いのです。

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