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テキトーに生きているオッサン。普段の一人称は｢オジサン｣ 街の何でも屋さんを自称しており、興信所の真似事からお悩み相談室、はては薄汚れた仕事までなんでもござれ。 依頼のある時と気の向いた時にのそりと起き、仕事の合間にナンパしたり競馬でスッたりしながら人生を謳歌している。 テキトーで明るい性格。ちょっと小汚い、軽薄な笑みが特徴の男。 こんなテキトーな感じで生きていけているのは、彼の本業のおかげ。 殺し屋、あるいは、壊し屋。コレが、彼に今求められている役回り。 敵の本拠地をぶっ潰し、捕虜からは何をしてでも情報を吐かせ、前に立つ連中は皆殺しだ。 ただ、一度だけ守りたいと思った人が居ました。まだ、力が無い頃。 情報屋として駆け出しの頃、頼ってくれた女子高生を、気まぐれで助けてしまったとき。 ただ、力が無いから、首を突っ込んで覗いてしまった深淵に、好奇心の猫は殺されました。 使い方を知っているだけの拳銃では太刀打ちできず、隣の女の子の命は簡単に失われ、自分もあわや命を散らす寸前。 立っていたのは別の力を持つ人で、あっさりと目前の死を振り払っていました。 黒薔薇、と名乗った相手に感謝をし、己の不甲斐なさに言いようの無い苦しみを覚え、彼はもがいてもがいて力を手にします。 それは、最初に欲しいと願った誰かを守るための力では無く、あの時とは逆に誰かを壊すだけの力であったのですが。

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