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田舎の村で生まれ育ち、自然の中で生きてきた。 落ちてる棒を拾ってヒーローごっこなどをして過ごしていくうちに、幼児の時TVで剣道を知る。 そのカッコいい出で立ちに憧れ、村に剣道場があったので夢中に… 自然の中で培った身体能力に加え、師範が達人級だったこともありメキメキと成長した。 田舎ということもあり高校に出るまでは朝から晩まで毎日剣道ずくしだった。 そして高校生になった頃には立派な剣道青年に。 剣道の強い高校へと推薦で進学もできた。 しかし剣斗は、剣道は学生の間だけだと考えていた。 それは幼少の頃から母に言われていた村でのお勤めがあるからだ。 奥栗丘にある『お結りさま（おくくりさま）』と呼ばれるアコウの巨樹を管理。 それが自分の役目だと考えている。 村では母と二人暮らしでずっと育ててもらった感謝もあり、 なんの疑いも無いし、剣道に出会えた、生まれ育ったこの村を愛しているのだ。 剣道も好きだし正直迷うこともあるが、剣道は2番である。 大会で何度も入賞しているので「卒業後には村で家業を継ぐ」 と言うと高校の教員にはとても惜しがられている。 剣道部ゆえ、剣道の基本である｢回避｣と｢武道(剣道)｣ 歩法を身につけるため｢忍び歩き｣ 相手の動きを見る｢目星｣ 趣味は『お結りさま』の事を少しでも知ろうと思い｢オカルト｣ そして、そういう存在の声を聞こうとし｢聞き耳｣を会得した。

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