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単独行動主義の元ヴィラン。ヒーロー名はヴィラン時代の名前そのままだが、由来はブラックドックの特殊能力とエグザイルの神出鬼没さでまるで幽霊のようだと言われていたことから。なお、ヒーロー及びヴィランとしての活動時の顔は素顔ではなく、擬態の仮面で変更した顔である。 口は汚いが良心的な人間である。しかしそれを本人に言うと否定する。 喫茶店は金のない時に皿洗いでタダにしてやった貧乏なチンピラであったり、迷子になって店で面倒を見たことのある子どもとその親であったり、他にも様々な常連客がやってくる。 喫茶店には居住スペースもあり、トランジスタガールと一緒に暮らしている。トランジスタガールにはサイドキックとしてヒーローの仕事はもちろん、喫茶店の仕事も手伝わせている。 ディアボロスとはヴィラン時代の頃からの付き合いで、度々対峙しては痛手を負ったり負わせたりした仲である。表面上は仲が悪いように見えるが、根底の部分で似ているためここぞという時には息の合った連携をする。 Mrコバルトはヴィラン時代に時々会うことがあったという程度であるが、第一印象から最悪で、その行動も含めて一番嫌いなヴィランである。 ごく普通の家庭で生まれるが、レネゲイドウォー時代の7歳の時にヒーローとヴィランの戦闘に巻き込まれ両親が死亡。直接の死因はヒーローの攻撃の流れ弾である。そしてその時にオーヴァードとして覚醒し、それ以来裏社会の人間としての道を進む。 裏社会のオーヴァードであるため、必然的にヴィランとなるがあまり馴染めてはおらず、その活動のほとんどが単独行動かつ小規模であった。 ある日、ヴィランの情報を流しているというハッカー、「トランジスタガール」を始末するメンバーとして集められる。徒党を組んでの作戦ということであまり気乗りはしなかったが、金には困っていたため参加を決める。 そして作戦前日の深夜、トランジスタガールから一通のメールが送られてくる。その内容は、「報酬は支払うから逃げるのを手伝って欲しい。」という至極単純なものであった。作戦内容も聞いていた上に、報酬として「トランジスタガールのハッカーとしての能力を以降積極的に貸す。」とのことであったため、ヴィラン達は逃がした後適当に誤魔化せばいいと考え了承。しかし、逃走計画はものの見事にヴィラン達にバレてしまい、必死の逃走後そのまま身を隠すことになり、ヴィラン達からは目を付けられたためにヴィランとしての活動もできなくなった。 結果として、目立たないところで営む喫茶店を隠れ蓑にしてヒーロー活動で日銭を稼ぐという生活になる。また、トランジスタガールは元の隠れ家も使えなくなり、放っておけずなし崩し的に一緒に住むことになる。ちなみにトランジスタガールはこの状況を予期していたという。 本当の名前は優希。自身の名前の漢字を知る前に表社会から消えたので、ユウキという音は知っていたが漢字は知らなかった。幽希という字は自身で自嘲気味に当てた漢字である。 優しい人になって欲しいと願って付けられた名前は忘れられてしまったが、彼は優しさを捨てることはできなかった。

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