タグ： 第62クトゥルフ機甲空挺団

　藤枝晴伸は、メタボ体形の高校三年生である。 　その容姿は名状しがたく冒涜的な造形であり、乱杭歯、肥大した鼻梁、聳え立つ顎、左右非対称の眼球、ぶよぶよと醜く膨らんだ唇など、ギリギリＳＡＮチェックをしなくていい程度。故に幼少のころからいじめられっこだったので、相手を分析して逃げ方を考えたり、隠れたりするのが得意になった。普段はフード付きのパーカーなどで顔を隠している。 　高校にまで進学すると、絡んでくる人間もあまりいなくなるので、彼は趣味である創作に没頭するようになる。授業中は創作時間。最近ではラテン語を学んで、創作に生かそうとしている（エターナルフォースブリザード的な）。また、ホラー小説を描こうとしていた時期があったため、オカルトに関しては一言ある。 　もう一つの趣味のダーツは、ラウンドワンでバイトしていたときに、空き時間でプレイしていたらはまってしまった。今では大会にも出れるほどの腕前だが、一緒に遊ぶ友達はいない。 　ネガティブなことばかり書いている気がするが、基本的には悪い奴ではない。ただのオタクである。

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