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耳鼻科 　〈聞き耳〉-1d3×10。 ※マイナス補正なし 心理的な喉の痛みと耳の聞こえにくさ（という設定でまぎれている） あなたは女性の騙り手だ。 医者を志していたあなたは、２年の初期研修を終えた後、後期研修を受けるべく右左喜（うさぎ）病院に配属された。その医療機関へ配属されたことが、あなたの人生をがらりと変えることになった。 右左喜（うさぎ）病院は数年前に医療ミスをしてから、経営不振に陥り、現在は県唯一の精神病院である望月（もちづき）病院でも扱いに困っている患者を押し込めるための、さながら監獄として存在していた。配属されてからあなたは初めて知ることになった。 あなたはその場所で、頭がおかしくなりそうな２年間を過ごしていた。 ３年めを迎えてしばらく経った今日。あなたは耐えられず脱走を試みたものの、敢え無く捕まってしまう。あなたの教育係だった彼女は、冷たい顔でわらって言った。 「きょうは特別な日。六人の患者を集めて、実験をする日です」 曰く、怪談を六話続けることで、この病院になにかがやってくるのだとか。 「貴方はそこに加わってほしい。これが終わったら、貴方の研修は終わりです」 事実上の死刑宣告に違いなかった。 六話終われば、自分はどうなってしまうのだろう。あなたがひとりで逃げ出せる保証はない。 ――自分と同じく、この場に放り込まれる彼らを味方につけることはできないだろうか。 監視として訪れる彼らの目を逃れるためには怪談をするより他はない。 ここから出る方法を見つけなくては。 どうにか、六話目が終わってしまうそれまでに。 取得必須技能：POW17以上。〈医学〉〈説得〉60％以上。 事前取得呪文：平凡な見せかけ/仮面（基本ルルブ第６版 p.280）参考。※改変 呪文対象となる人やものを、平凡な状態に見せかけることができる。 無生物の場合、消費するMPは１。人の場合、消費するMPは1d3とする。

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