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外科手術を得意とする女医。大体の病は切れば治せると思っている節がある。 元々は「神医」と呼ばれるほどの名医だった夫の手伝いで看護師として医学の勉強をしていたが、夫が日露戦争に従軍して帰らぬ人となってからは、その意思を次いで自らメスを握るようになった。 「死んだ人間はモノと同じ」という考え方をするため、死体はあくまで臓器の入った入れ物であり、腑分けして今後の医学の発展の礎になる貴重な資料だと思っている。彼女は一般の患者も治療するが、裏では無償で重症患者の治療を請け負い、その際治療が間に合わず命を落とした場合には、その遺体を腑分することを承諾しなければならないという。 普段表には出さないが、夫のことは今でも慕っており、彼の遺体を腑分けできなかったのが心残りらしい。 「はあ？？なんだいこのちっぽけな骨壺は！全く本当に使えないねえ、軍の犬どもは。なんて勿体ないことしてるんだい！あの人ほど健康で、腑分けしがいのある体もなかったろうに…露西亜の永久凍土でもなんでも使って最高の保存状態で連れて帰ってくるのが筋ってもんじゃないのかい、ええ？？」などと軍の人々に切れ散らかしたとかなんとか。 【技能について】闇医者と看護師のミックス。一部入れ替えて取得。 ・応急手当、医学、薬学…看護師として旦那の傍で磨いた技術。また、薬学の大半は麻酔薬の知識。 ・目星、聞き耳、心理学…患者の容態を確認するため。患者が喋れるなら、本人からどこがどんな風に悪いのか…聞き出すのが一番確実。 ・言いくるめ、隠す…死体の腑分けをしていることを知られない、バラされないために。 ・回避、組み付き…暴れる患者もいるからね。 ・芸術【解剖】…いかに綺麗に状態よく臓器を取り出すか…メスの入れ方、技術が問われる。本当ならあの人の体にこのメスを入れたかった…。

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