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隼 彗那（はやぶさ せいな） 元、捜査第四課の巡査。今はDAPに所属を変えた。 幼い頃からの夢は白馬の王子様だった。決意したのは5歳の時。双葉と一緒に幼稚園の先生から眠れる森の美女の絵本の読み聞かせを受けていた時だ。 「このフィリップ王子って人、凄いよね。カッコイイよね。」 双葉がそう僕に訪ね、ニコリと笑った瞬間ボクは決意した。双葉の王子様になろう。ドラゴンを倒し、姫を華麗に救い出す。そんな大人になって見せようと！！！ 王子という職業が無いという現実を突きつけられたのは小学校の頃だ。夢の無い母親に「うち一般家庭だからね。王族の血とか無いからね？」と言われ、自分は王子にはなれないのかと落胆した。そんな時目に入ったのがテレビのヒーローショーだ。華麗に怪人を倒し、か弱い女の子を救う！これだ！！ボクの夢はヒーローに変わった。 ヒーローになれないことを知ったのは中学校の頃だ。夢の無い母親に「あんた超能力もスーパーパワーも使えない癖にどうやって怪人倒すつもりなのさ。勉強しなさい。」と言われ、膝から崩れ落ちた。ヒーローになるために体は鍛えていたが、それだけでは足りない。その頃、双葉は天才故に学年首席を飛び越えていた。学力の差は歴然だった。ボクの夢は現実的に、双葉と同じ高校に行くことに変わった。 ボクは勉強を死ぬ気で頑張り、双葉と同じ高校に進学することが出来た。電車に揺られ登校する二人の時間は何にも変え難いものだった。しかし双葉は将来を見据えてた。研究職につき、世界の発展に貢献する彼女の横でアシスト出来るほどボクは賢くなかった。迫り来る別れと世界の隔絶に焦燥感を抱いていたその時だった。 【悲報】ノーベル賞受賞者、凶悪犯罪に巻き込まれ死亡 何気ないニュース。でもこれは、起こりうる双葉の未来を暗示していた。双葉は天才だ。双葉はしかも何よりも可愛い。ゴロツキに絡まれて酷い目にあうかもしれない、その頭脳を狙った陰謀に巻き込まれることもあるかもしれないし、不法ビザ入国したサウジアラビアの石油王に結婚を申し込まれるかもしれない。そんな時、彼女を不埒な者から守るには？サラリーマン、アルバイター、無職、どれも違う。 警察官！！！警察官だ！！！！！ そしてボク、隼彗那はこの世から彼女を脅かす悪を排除するべく警察官となった。間接的にでも構わない。この仕事をすることで、また1つ双葉に降りかかる危険が減っていく。嗚呼素晴らしき哉警察人生。嗚呼柏木双葉あいらぶゆー。 －－－－－－－－－－－－－ 見た目よし、頭脳よし、肉体よし、才能よし。ただし柏木双葉のことになるとIQが地に落ちる。非常に残念なお兄さん。 王子様の如く生きているため（というか幼少期の夢が白馬の王子様）、女性人気も高いが、「心に決めた人がいるから」とカッコイイ（？）ポーズを決めて去っていく。カッコイイかどうかは審議。警察内でも異色の男である。双葉さえ関わって来なければ本当に仕事が出来る上、行動原理の全てにクソデカ主語となって双葉の存在がついてくるため実質何でも優秀にこなす。 ーー世界平和のために、この仕事完璧に終わらせよう。それが双葉を守ることに繋がる。 双葉はDestinyであって、その他の人を邪険にする訳じゃないので家族のことも仕事仲間のことも大切にする良いお兄さん。 －－－－－－－－－－－－ 【雑設定】 浅倉正義にちょっと対抗心を燃やしてる。名前似てるから。キャラ被りそうだから。双葉とられてなるものか。 双葉に対して告白するハードルは凄い高い。あれだけのことやっといてまだ好きだとバレてないと思ってる。普段の行動は自信満々のくせに。自分好いてくれているかに関しては自信が無いのだ。あと告白したら結婚だと思ってる。

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