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デウス・エクス・マキナは死んだ HO2 『ヒト』 ----------以下秘匿ネタバレあり観覧注意-------- イワンは長い年月、人々の暮らしを見守り続けた神である。 見守っている内に人間特有の喜怒哀楽の感情に興味を持つように。 それにより、人に近い感情を持つようになった神はよく笑い、よく泣く。所謂人間臭い神になってしまった。 人々を大変愛していたイワンだが、人間の信仰心は別の神々へと向けられるようになる。 自分は何も逸話を残すわけでもなく、信仰される訳でも無い。ただそれでも自分に感情を教えてくれた人間が愛おしかった。 ただ他の神からは出来損ないと誑かされ、1人でいる事の方が多くなった。 信仰される事が神としての存在なんだろうか。 そうしたら、ただ見守るだけの存在とは一体何になるのだろうか。 だったら、人間になりたい。 人間になって、今まで見守り続けてきた子達と同じような生活を送り、沢山笑い、時には泣き、喜怒哀楽の感情を共有し合いたい。 そしてそのまま人間として生涯を終えたい。と思うようになる。 もう神として存在するのは疲れたのかもしれない。分からないが、ただヒトになりたいと思う気持ちは日に日に強くなるばかりだった。 人間界に降りてまずやってみたいのは食事である。 とても嬉しそうに食べ物を口に運ぶ人間を見て、自分も試してみたい。何かを食べてみたい。と食事を摂る人間を羨ましく思いつつ今日も世界を見守っている。 --------------------------------------------------------- ■一人称/私 二人称/貴方、〜さん 喋り方はゆるゆるほわほわしてる。 外見は外国人だが色んな言語を操れる、神なので。だから日本語だって喋れる。英語だってギリシャ語だってヘブライ語だって喋れる(きっと)(PLは無理)

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