タグ： 樹音リア 5幕目

特徴表…スポーツ万能：１つの技能に+20%、３つの技能に+10%、合計４つの任意運動系技能にボーナス。 家族…父 友人…不明 好きなもの…植物(主に毒のある植物)、人。 嫌いなもの…年齢や見た目などで人を判断する人。 イメージ花…鈴蘭 花言葉…「再び幸せが訪れる」「純粋」「純潔」「謙遜」｢平穏｣ 誕生日…5月1日 性格… 誰にでも優しい穏やかな青年。悲しむことは稀にあるが、怒ることは基本無い。興味があることだけでなく、今まで全く興味を抱かなかったことにも突然関わろうとしたりする。 自然(主に植物)が好きで、特に毒のある花が好き。 背景など… 父が、介護用品やアロマセラピー関連の商品などを作っている会社の社長で、マオは次期社長ということになっている。 マオ自身は、植物を使ったセラピーを得意とするセラピストで、かなり若いうちからそこそこ有名になっており、よく各地の病院にも出向き、様々な人のセラピーを担当してきた。 その際に、逃げ出すアグレッシブな患者さんを追いかけたり確保したりしているうちに、色々な運動が得意になった。 そうやって色々な人と触れ合う内に仲良くなり、よく贈り物をされるようになる。 とある女性のことが好きで、彼女の｢全ての人が大切な人と共に居られる世界を守りたい｣という願いを叶えたいと思い、常に彼女と行動を共にしていた。セラピストとしての仕事であちこち移動をしつつ彼女の手伝いをしていた。 彼女が困っていれば一緒に考え悩み、彼女に危険が迫ることがあれば命をかけて助けた。 彼女のことが世界で一番好きだったのだが、彼女に告白はしなかった。この関係がベストだと思っていた。 ある日、父から呼び出しを受けた。 なんでも曽祖父の容態が悪化したらしく家族は皆集まらなくてはならないらしい。 彼女は今取り組んでいる一件がなかなか上手くいかず、一緒には戻れないらしいので、仕方なくマオは彼女から離れて1人実家に戻ることとなった。 曽祖父の死を見届けた後に、彼女の携帯から着信が何度も入っていたのに気づいた、それに気づいたときもう一度携帯が鳴った。 電話をかけてきたのは彼女ではなかった。彼女の知人からで、 彼女が誘拐された…マオが電話に出られなかった間に殺された。といった内容だった。 誘拐したのは、彼女が相談に乗った男性で、彼女に優しくされたのを勘違いして自分のものにしようとしたらしい。かなり過激なやつだったらしく散々暴れた挙句、彼女の首を切りつけて殺し、自分はその遺体を抱えたまま火に飛び込んだらしい。 それから彼女の遺体は回収され、葬式にも出たのだが…マオは何故か泣くことも嘆くこともしなかった。 自分が彼女の代わりに、彼女の願いを叶え続けよう。あのお節介な願いを。 大切な人と共にある幸せを無くさせないようにしよう。 今ならもっと親身になれる気がする。セラピーもきっともっと上手く出来るようになる。全ての気持ちが理解できるようになったわけでは無いけど、それでも前よりは少しわかるようになったと思う。 大切な人と一緒に居られないのは、好きだという思いさえ届けることが出来ないのはこれほどまでにどうしようもなく辛いことなのだと知ったのだから。 嘆いている暇なんかない、泣いている暇があるのならもっと多くの人の心を救おう。 曽祖父の死に際に聞いた話にも、まるで呪われるかのように取り憑かれ日々悪夢を見る。その島でいったい何があったのかは知らないが、誰かの怨念がそこにあるのだろう。ならいつかその怨念元の魂だかなんだかも助けに行こう。 一族の呪いを背負っていこうか。父や、死んだ母の願いも、患者達からの期待も全て。 そんなこんなで、マオは今日も人のために、彼女の願いのために生き続ける。 たまに、ふと思い出す彼女の言葉がある。 ｢花は人の心を救ってくれる。人と人の心を繋げてくれるのよ。｣ 彼女が生前好きだったのは、何故か毒のある花ばかりだったが、毒のある花でもきっと人の心を救えるのだろうな。 5幕目HO3 ＜公開HO＞ 心配そうに呼びかける２人分の声で、貴方は目を覚ます。 どうやら眼の前の人物達に救命措置をとられていたらしい。 そこには、所々に傷を負った榛色の髪の男と濡羽色の髪の人物がいた。 ＜秘匿HO＞ 【貴方の先祖は、この流れ着いた無人島、魚来島に住んでいた軍人だった】 貴方の今は亡き曽祖父はかつて軍人として職務を全うしていた厳格なひとでした。 しかし、晩年になるとまるで人が変わったように、うわごとを言い続けていました。 「あの島には近寄ってはいけない」 「呪いだ、呪われてしまう」 「ああ、どうして、どうして。お国の為にしただけなのだ」 「怨念が、怨念が今も、私を呪われたあの島へと連れ戻そうとするのだ」 「――魚来島」 しばらくして、悪夢に苛まれながら曽祖父は命を終えました。 それからどれだけ経ったのか。貴方は平穏な日常を送っていました。 ただ１つを除いて。 曽祖父が死んでからというもの、貴方は毎日というわけではありませんが悪夢に魘されます。 それは、暗闇に立ちすくみ 周りから聞こえてくる多くの呪詛の声の中 だんだんと自身の手が生暖かい赤い絵の具で染まっていく夢でした。 ここ最近は更にひどく、頻繁にその夢を見るようになっていた。

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