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感情の起伏が薄い青年。 遺書に拘るようになった理由は、両親が借金苦を理由に一家心中を試みて亡くなってしまったため、それ以来遺書に執着している。2人は彼のことも連れていくつもりだったため、少ないけれど残っていた家財やら何やらは全部全部持っていかれてしまったが2人の残した遺書だけは、自分のものになった。それから遺書というものが愛おしくて愛おしくて堪らない。死んだらその人は消えてしまうけど、その人の遺した文字は消えない。ずっと自分といてくれる。 遺書が彼にとっての人との繋がりで、人を手に入れられる方法になってしまった。 これにより生きてる人間は自分を置いていってしまうものと無意識に思い込んで、遺書だけが寂しさを埋めてくれるものとしている。そのため生きている人間に対しての執着が薄い。動物は嫌い。 遺書は必ず届けているが、複製したものを自分で保管している。そのため彼の部屋は今まで集めた遺書で溢れているが、逆にそれしかない。これが彼にとっての救いの数なのかもしれない。 相方に対してどう思っているかはよく分からないけど、遺書だけは書いておいて欲しいなと思っている。セックスはどうでもいいのでお好きにどうぞの気持ち。されるがまま。

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