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雪洞市に住む高校生。 雪凪とは幼馴染。 小学生の頃から将来の夢は映画監督で、高校では写真部に所属し3年間映像作品を作り続け何回か賞を取ったこともある。家があまり裕福ではないので、バイトをしながら機材などの資金を賄っている。 いつかが書いた脚本を自分の手で映画にしたいと思っている。 作品のネタが思いつくとメモを取り出して所かまわずそちらに集中してしまうが、それ以外では真面目なので学校での評判はいい。 「いつか、せつの物語を俺の手で形にしたい。それが俺の夢だから」 通過シナリオ 「唐鋤星の光るころ」 以下、唐鋤星の光るころ　HO2内容あり 物心つく頃には父はあまり構ってくれる人ではなかったことと、父の代わりに働いていて忙しい母に迷惑をかけないようにとよく一人でテレビを見ていた。その中で映画に多く触れ、いつか自分もこんな作品を作りたいと思うようになる。 大学は勿論映像学部に行くつもりでそのためにお金も貯めてきたが、3年の春に母から家の現状を聞かされ、まだ幼い妹の将来のことも考えた結果、就職することを決めた。しかし、夢を諦めることもしたくないと思い、経験を活かしなんとか映像関係の会社に内定が決まった。 一緒の大学に通うことを楽しみにしていてくれている雪凪を悲しませたくなくてそのことはまだ伝えられておらず、一般が終わった頃に「落ちた」と嘘をつくつもりでいる。 幼い頃に雪凪の笑顔に一目惚れしてから、その優しい性格や自分に向けてくれる無防備な姿、色々なところを好きになっていった。 実は、初めて自分の夢を伝えたのも雪凪にで、その時一緒に作りたいと言われたことがとても嬉しかった。たとえすぐには難しいとしても、いつか必ず夢を叶えるつもりでいる。

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