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オレ、キミ、臆病 大学に通いながら執筆活動に力を入れている若手小説家の卵。 ……だった、男。 その実死肉を被る怪物でしかなく、自分自身が何なのか理解できていない。 薄らぼんやりとある知識は、元の由のものなのかそうなのかすら定かではないことが悲しい。 悲観的でネガティブ。そんな自分でも「能天気」はなにかと気にかけ世話を焼いてくれている。 情けなさを感じてしまうこともあるけれど、それでも彼が傷口を労わってくれることは心地よい。 陽の下への脱出を夢見ながらも、自分自身の正体が彼に知れてしまうことが恐ろしい。 再び外の風を浴びることを望みながらも、得体のしれないなにかに立ち向かうことが恐ろしい。 外の世界で人として生きられればと願いながらも、自らの今の姿を見ることすら恐ろしい。 なにもかもが恐怖として自分自身を苛むことを受け入れてしまうが、そうして叩かれた精神が強靭なのもまた事実。 今日もすべてに怯えて声と体を震わせながら、彼としばしの間言葉を交わす。 彼が笑ってくれていれば、その瞬間だけは救われるような思いだった。 4-5　不思議ちゃん（D/50） 6-10　好意を寄せられている 作家ベース[EDU×20/作品の得意分野としている技能に+10％のボーナス（スプラッターホラー：ナイフ）]

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