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はねず たいら カラー：朱華#F4A57A 通過シナリオ ホルマリン漬けの心臓（NPC） ブルー・スターズ・セパレート（KPC） 繰り返す夢　朱華特殊ED【チュッパチャップスは朱華の夢を見るのか】 庭師は何を口遊む　HO3　生還 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 赤い髪も、赤い目も、生まれつきだった。 いままで1人だっていなかったその色合いに両親は酷く気味悪がって。自分は祖父母に育てられた。 祖父は警察の偉い人で、祖母は昔科捜研に居たとかいないとか。どちらも正義感を持った人たちで、その2人に育てられた自分も、将来は警察官になるのだと決めていた。 いじめを見たら放っておけなかったし、保健所に送られる動物たちに悲しくなった。武道をやっていたからやり返すこともしなくて、カッとなることがないように精神コントロールもしていた。 最初に死に触れたのは、可愛がっていた犬が死んでしまった時だ。まだ小学校に入ってすぐくらいだった。そのあとどれだけペットを大事に飼っていても、どの子も平均寿命よりはるかに短く死んでしまった。 祖父母が死んでしまったのは中学生の頃で、両親は俺を放っておいた間にできた弟を可愛がっていて。今更兄弟ができたって、扱いに困るだけで。弟との距離も縮まらなかった。 立て続けに、両親が死んだ。高校生だった。自宅から離れようと寮生だった俺は、弟のために自宅へと戻らざるを得なかった。 そして、弟が死んだ。高校を卒業する年だった。 俺は、親戚たちに死神だと言われた。疫病神だと。関わる生き物は、皆長生きできないから。考えてみれば仲の良い友達も、大きな怪我をすることが多かったように思う。 だから、誰とも一定の距離を取るようになった。 警察学校に知り合いはいなかったから、忙しさを理由に仲の良い友人はほとんど作らなかった。同じ警察を目指す同期と、話してみたかったけれど。怪我を負わせてしまってはいけないから。 刑事になって、戦闘能力の高さを買われてゼロに入った。優秀な人たちがいっぱいいて、少人数だからチームワークも大切で。 この人たちは、警察だから。自衛できるから。もしかしたら大丈夫かもしれないと、仲を深めた。 それが間違いだったと気付いたのは、3年前のことだ。 相模原さんが、亡くなったから。

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