タグ： 白夜の歌 シトラ

プ○キュアに憧れ、自ら正義の戦士、或は魔法少女を目指した女子大生。 普段は目立たない静かな…というより人見知りが激しすぎた故のおとなしい性格。 普段の格好ではまともに人と話すことが出来ない。 昔から、生き物が苦手だったのだ。 人間もそうだが、動物や昆虫の類も苦手であった。 そうやって小さなころから友達もできずに一人ぼっちだった彼女が釘付けになったのは、テレビで放送されていたプ○キュアである。 プリ○ュア達は、多くの仲間と共に悪を倒し、人々を幸せにするのだ。 主にそのコミュ力と、どん底に落ちても負けない信念、そしてパワーに憧れて、プ○キュアを目指すようになった。 しかし、どうやってプ○キュアになったらいいのかが分からない。 テレビではなんか変な生き物がやってきたりするものだが、あいにく生き物は大嫌いだった。 つまり、一生プ○キュアにはなれないのだ。 その事実に気付いてしまい、プ○キュアになるという夢は断たれてしまった…はずであった。 そうやって人見知り（生き物嫌い）を直せずに高校生になってしまった。 工業高校でプログラミングなどの技術を学び、会社でやっていける自信がないので最悪フリーランスで働けるレベルの物を身に着けようと躍起になっていた頃である。 インターネットで偶然、プ○キュアのコスプレを見かけたのだ。 そういう方面にはてんで疎かったため、コスプレという方法でプ○キュアになるという発想がなかったのだ。 「…これだ……！！！」 そうして彼女は、プ○キュア限定のコスプレイヤーになったのである。 最初は彼女の技量は拙いものであった。 もともと化粧などの年相応なおしゃれにも興味を示すことがなかった彼女が、いきなりコスプレというのは非常にハードルが高かった。 しかし、プ○キュアになりたいという思いは強く、何年もの努力の末に、それなりの格好が出来るようにはなった。 そして、彼女はプ○キュアとして新しい人生の第一歩を踏み出したのかどうかは知らないが、少なくとも彼女の生活は変わった。 今は、大学にもこの格好で通うことが多くなった。学内では有名人である。 何せ、この格好であれば怖気づくことなく人と対話が出来るのだ。 自分はプ○キュアなんだ、という自信があるからこそ、何かを恐れることがなくなった。 今まで嫌っていた動物とも、触れ合うことは難しいが触られるのには少し慣れた。 彼女は、プ○キュアになるという夢をかなえて、その結果多くの物を手に入れたのである―――――― 普段からプ○キュアっぽい格好をしている。 普通の服を着ることもあるが、その時は不安で常におどおどとしており、誰とも積極的に話そうとはしない。 コンピュータには強いが、生き物は大の苦手。 同じプ○キュアコスプレ仲間と、「ミュージックプ○キュア♪」の衣装を着て撮影などをしている。 ちなみに担当は緑色。 「キュアミ○ト」みたいな感じです、たぶん。 口上を述べるとすれば、「柔らかな緑の息吹、キュアハープ！」ですかね。 音楽戦士みたいな…あれ、そんなプ○キュアもいたような…。 白夜の歌にてロスト

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