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特徴:「4-2」方向音痴(D):（ナビ初1/成長しない）（興味P+40） 特徴:「3-7」俊敏:（回避初期値がDEX*5） 「金さえ貰えれば飼われまーす！　わんわん♡　あ、でも俺こう見えて小心者なので……犯罪行為とかには協力出来ないっすよ？」 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 　母親はある貴族の屋敷に仕える使用人の一人だった。妊娠発覚と共に、体裁の為屋敷を追い出され、私生児としてルカを出産。その十年後、別の男性との間に娘を設けたが、不衛生な環境下での出産時の多量出血により死亡。ルカは自分の父親の顔も、妹の父親の顔も知らない。 　妹の名前はルーシー・アメリア。今年で12歳。母方の家系に小柄で病弱の気があり、その性質を顕著に継いだ妹のルーシーは特に病気がちである。その為に頻繁に高価な薬を必要としており、妹の薬代を賄う為に、彼は常に金を集めている。また、彼自身も妹の世話をする内に、素人ながら多少の薬学の知識を習得しており、彼からは常に薬草の匂いがする。 　家族と呼べる存在は、この歳の離れた妹しか残されておらず、妹の為ならなんでもするという盲目・溺愛っぷりである。 　早々に親を亡くしたのもあり、幼いころから大人たちに混じって下働きや掃除等ありとあらゆる雑用をこなして来たため、プライドがない。媚びを売って金が手に入るならいくらでも売るのがモットー。いい子にしていれば得を出来るので、基本的には明るく愛嬌のある態度で人に接する。コネで兵士になってからは、多少仕事の数を減らしたが、今でも金さえ貰えればなんでもする。 　全ては愛する妹の命を繋ぐためなのだ……。 【以下　天使の密室と不浄のロザリオ未通過×】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 　真正のネクロフィリアである。 　血塗れの母親を見たときからか、生者との交わりに値段を付けた日からか、はたまた生まれついてのものなのか。それは定かではないが、とにかく彼は生者に対して性的興奮を抱くことができず、死体に対しては強い執着心を持って興奮を抱いてしまう。 　かつて共に酒を酌み交わした兵士仲間の死体に口付けた日、自分が「そう」なのだと自覚した。 　死んだ人間は、既にその人間ではなく。そこにあるのは、準然たる神の作った器。青が混じった茜の空ように、波飛沫に輝く日の光のように、朝露を浴びて揺れる花のように。美しく、可憐で、繊細な、神の造形物。世界に示された神の技巧そのもの。それは本来の姿に戻った、ただの高尚な作品なのだ。一度気付いてしまえば、その美しさから目を背けることなど出来はしない。 　彼はこの性癖が、社会に受け入れられないことを理解している。従ってこの性癖は誰にも教えていない。しかし、この性癖を誰かに知られるよりも、何より恐ろしいのは。 　愛する妹が死んだ暁に、それが元はたった一人の家族であったことも忘れ、欲を抱いてしまうであろう自分自身だ。 　ただ一人の家族であり、ただ一つの宝であり、何よりも愛している妹。元とは言え彼女だったものに劣情を向けて汚したくはない。だから彼は金を集めている。必死にその命を繋いでいる。妹が結婚して自分の手の届かないところへ行き、幸せになるその日まで。 　妹の命を繋ぐためなら、彼は何でもし続ける。

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