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カエラズノケンハンドアウト３：真実の追跡者 ハンドアウト３裏：明かされるべきでない真実 アメリカ在住のアメリカ人。英語・ドイツ語のバイリンガル。一人っ子。 飛び級により弱冠25歳で客員教授を務めており、専門は博物学と地質学。現在は様々な大学で専門科目の出張講義を行っている。趣味でJapanese KARATE Schoolに週2で通っている。精神分析に関する心得も多少ある。 幼少期に自宅で自身が原因の失火により酷い火傷を負ってしまった。家族は全員無事だったものの自身の不注意により家族を危険に晒してしまったという罪悪感からトラウマを抱くことになり、顔を含め身体中に火傷痕も残ってしまったため、この出来事はパウロに肉体的にも精神的にも大きな傷を残し心に暗い影を堕とすことになる。 小学校では周りは火傷痕を怖がる人ばかりで自身も諦めていた節があり友達が出来ず、いつも1人で本を読んだりしていた。中学に入ってもなかなか友達はできず1人で図書館等にいることが多かったが、学校でも有数の変人と噂されている理科の教師(博物学が専門)が気にかけてくれるようになった。先生も、奇抜な授業を行うことが多いため生徒だけでなく教師陣からも敬遠されており学内で孤立気味だった。しかしパウロは彼の授業を気に入っており、その後2人は意気投合しパウロは博物学に傾倒するようになっていった。2人でフィールドワークに出かけたりするようになり、その余波で地質学も学び始めるようになる。 その後高校、大学に飛び級で入学し、更に博物学や地質学の勉強に力を入れた。遺跡の調査や霊峰の探訪を重ね、研究を続けた結果、弱冠25歳で大学院を卒業、客員教授となった。故郷からは離れたものの理科教師との交流は途絶えることはなく、客員教授となった現在も休日には2人で登山に出掛けたりもしているようだ。彼との交流があったおかげで大学では気心を許せる友人もできた模様。火事に対するトラウマから長くカウンセリングを受けていたことでそちらの方面にも関心を抱くようになり独学で勉強を始め、その結果精神分析の技能を多少扱えるようになった。独学とはいえ大学教授のお墨付きを貰っているため効果は期待できるだろう。 性格は多少コミュ障気味ではあるものの社交的で行動力もある。研究職気質なのか好きなことを話す時やテンションが上がった時は饒舌になる。火傷痕を見た人には怖ろしい人物だと思われがちだが、実際には心優しいし客員教授として分かりやすい講義を行っており、生徒達からの人気も高いようだ。 時々火傷痕が酷く引き攣るようで鎮痛剤を常備しているが、その時は気分が酷く落ち込むようである。火事に対する重いトラウマを抱いており、日常生活においては支障はないが火に関することで唐突に錯乱することがある。その時は言葉遣いが幼児のようにたどたどしくなり、血走った眼や狂気的な笑みを浮かべたりいきなり逆上したりすることもある。一応、錯乱の兆候が表れた時のために精神安定剤を常備しているもののあまり効果はないようである。 今回の登山は、理科教師とともに非常に注目していた第二次登山隊の行方が分からなくなり、第三次登山隊の発足が決まったときに参加を決意した。単純な興味が彼を狂気山脈へと駆り立てているが死の危険があることも重々承知しており覚悟を持って臨んでいる。自分は客員教授という立場であり専門の登山家ではないことで多少引け目を感じているが、他の隊員の足手まといにはなりたくない、と考えているようだ。自身の持つ博物学や地質学の知識、精神分析の技能を売り込んで登山隊に参加した。 【呪文】 「狂気山脈の支配」※『カエラズノケン』 消費MP:５/消費時間:10分/消費正気度:1D10

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