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残夏に啼く　HO2 高校教師（大学教授ベース）　技能：信用、心理学、説得、図書館、値切り、他の言語（英語など）　+　選択＜考古学、歴史 歴史の先生 特徴表：2-8　芸術的才能　<ピアノ演奏> 花ダイス（表）：56 大山木（たいさんぼく） 「前途洋々」「威厳」 貴方の言葉は説得力に満ちている。言いようのない力強さがある。 人の前に立つために生まれたような人が貴方。皆が慕ってくるだろう。答えなければならない。 好きな食べ物：まんじゅう、天ぷら 苦手な食べ物：ピーマン、茄子 顔から首にかけて火傷痕があり、少し近寄りがたい雰囲気がある。 あまりおしゃべりというわけではなく、物静か。 ただ、授業は要点を抑えておりかなりわかりやすい。教え方がうまいと評判。 世界史の授業がメイン。とあるクラスの副担任とかそういう感じな気がする。 ❖通過シナリオ ・残夏に啼く エンドB　 ・牢獄の悪夢　 ・きみの耳からぎんのかぎ ・きみの名さけぶ黄金のふね（KPC） =========================================== 花ダイス（裏）：5 エリカ 「孤独」「謙遜」「心地よい言葉」「博愛」 静かなことをなによりも愛し、安定している。だからといって貴方はなにも拒絶しない。 貴方のそばは、誰にとっても居心地の良い静寂に満ちている。 元々本来の性格は物腰柔らかで穏やか。というかぽわぽわ…ふわふわ‥て感じ。 博識であるがそれをひけらかすことなく、教え方もうまいらしい。 生徒一人一人としっかりと向き合っており生徒に寄り添っていると評判はそれなりに良かった。 教師として働くことが小さいころからの目標だった。 自分の恩師の先生が大好きだったから。最初は英語を専攻するつもりでいたが、大学で歴史の講義をとってから一気に歴史に興味を持つようになって 気付けば専攻は考古学と人類学。世界のいろいろな土地の人たちの暮らしを、歴史を知っていくのが楽しかったのだ。 大学生活を楽しんでいたある日。友達と卓飲みをして、うとうととまどろんでいるとき。 …ふと、気づいたら火の海の中だったのだ。友人と、命からがらアパートを飛び出して。 …隣人の寝たばこの所為だったとかなんだとか。そんなことはまあどうでもいい話だけれど。 大きな火傷を負ったものの、命に別状はなく。それからというもの、炎は少し怖いけれど、日常生活に支障はでない程度まで精神的にも身体的にも回復した。 しばらく病院にお世話になったせいで単位を落としてしまったけれど無事に回復して復学し、念願の教師への道をまた一歩、一歩と進み始めた。 そうして胸を膨らませて就任した教師という仕事。 生徒たちはかわいい。こんな見た目をしている自分に最初は恐る恐る…という距離感だったが、話をするうちに、授業をするうちに 慕ってくれる生徒たちがかわいくて仕方がない。話しかけられれば一緒にバカみたいな話だってした。 どうでもいいような相談にも乗った。　やりがいを感じる。あぁ、自分にとっての天職だったのだ。 …そう、思っていたのだ。 副担任をしていたクラスの授業中。　いつもうつむきがちだが、まじめな少女の姿がない。…朝は、学校に来ていた、はず。 とてもよく晴れた日で、授業中にふと、虫の知らせのような、胸騒ぎを、感じ取って窓の方をみた 　　　　その　　瞬間　　　　　　　　　　　　少女の　虚ろな絶望と　安堵が混ざった瞳と　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　目が　　　　　あった　　　　 　　　　　　　　　　　ぐしゃり　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　べちゃ　　　…　…　　　　　　　　　　　　 飛び降り自殺だった。…家族からの暴力に苦しんでいた、らしい。 そんなことを、自分は少しも気づいてあげることができなかった。その少女の苦しみに。 周りの教師からは責められることはなく、むしろ労わるような、腫れものを触られるような扱いをされた。 『君が悪いわけではない』と何度も言われた。それでも、それでももしかすれば、自分たちに見えづらくもSOSサインを向けていたかもしれない 彼女の声をききのがしてしまった自分への嫌悪感　なにが天職だ　　一人の尊い命も救えなかったのに。　 後悔　…どうして、彼女の声なきSOSを、拾えなかったのか。　　…今度は聞き逃さなければいい。 恐怖　…生徒との距離が近かったからこそ、あまりにも、精神的なダメージが大きかった　なら平等に　距離を保てばいい その時から、生徒と親しく優しい教師はやめた。 教師を辞めるべきだったのかもしれない。辞めるべきだ、と思う自分と、やめたくない自分と。…悩んで悩んで。 …そうして、結局辞めることもできず、教師としての在り方をかえることにした。 厳格で、教師らしい教師になろう。　生徒との距離を正しく保つ。こうすれば平等にどの生徒の事も見れるから。 今度こそ、見逃すことがないよう。　聞き逃すことがないよう。 変りばえのしない日々に、安堵とともにどこか恐怖を覚えている。 あの日のように、崩れてしまわないことをいつも祈っている。それでも、どこかで、崩れてしまうこと予感してしまい、恐れている。 「逡巡」…ぐずぐずとためらうさま。

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