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2015 ビジネス、労働系職業 特徴表︰1-8 幸運のお守り 幸運のお守り(どんなものかはキーパーと相談して決める)を持っている。身に着けているかぎりPOW+1。もし手放したり紛失すれば不運を招きPOW-1。POWの増減により「幸運」は変化するが、正気度ポイントは変化しない。 手話も出来るが会話相手に手話の知識がない場合が多く、ほぼ無駄知識。普段使いは専ら筆談(スマートフォンの文字入力かメモ)。 日がな一日物語ばかり読み耽り家から出るのは夕方過ぎの買い出しと散歩程度。散歩は晩年の小説家に適度な運動をさせる為に習慣づけた。彼が亡くなってからも続けている。 現実は面倒くさい。 声が出ないことを悲観はしていない。むしろ人と関わらない理由になって都合がいい。ただ、冊子の書き手とは一度だけでいいから話してみたい。 お⼟産：冷たさの残るみかん 美味しい。 「アベリアの町」不定︰7 左足が動かしにくい 7ヶ月 「くらしリサイタル」不定：5 小鳥遊綴の物語へ執着 2ヶ月 『HO2』本の虫 あなたはとある小説家の家を管理している一般人だ。だが、一つ普通の人と違うというのならば、あなたは声がでない。 あなたは過去に海辺の町に捨てられた。そんなあなたを拾ったのは、一人の偏屈な小説家だ。彼はあなたに家の管理を任せるという名目で家に招いた。唯一の家族のようなものだ。 小説家と暮らす中、過去にあなたは、海に落ちた。以来、あなたは声が出なくなってしまった。あなたは筆談での生活を余儀なくされるだろう。 そんなあなたの心の支えは、一つの冊子である。作者の名前もない、ただ、書きっぱなしの原稿用紙をホッチキスで止めただけのもの。家の管理を任せてくれた小説家の孫が書いたものだと、死に際に教えられた。 あなたはその人物に会ってみたいと思っている。この冊子があなたの支えなのだ。この綺麗な言葉の並びを、その感動を伝えたい。それが、あなたがこの家の管理を今も行なう理由である。 『冊子』 声が出なくなった時、塞ぎ込んでいたあなたに小説家が渡してくれたものだ。小説家はこれを痛く気に入っていて、宝物のようにあなたに渡したことを覚えている。 内容は海辺の街で生きる一人の人間の話であった。ただ、寂しい人間の話である。 「人生全てに溺れないように、君を探している」 あなたはこの一文が酷く気に入っている。この声も出ない、溺れ続けるような人生で、この一文を読んでいる時だけは息をしている気持ちになるのだ。 『遺書』 あなたは死んだ小説家から、遺書を預かっている。遺書には家の管理を引き続き任せることと、新しく家主となる孫について綴られていた。 「あいつは私に似て非常に偏屈に育った。その凝り固まった頭を解すには、ゆっくりと日々を描く必要がある。共に町を歩いてやってほしい。 心とは難解複雑なものだ。簡単には解せないが、些細なことで気がつけば楽になることもある。」 ※図書館、母国語、他の言語など、本を読む際必要とする技能に100ポイント振り分け可能。

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