タグ： DX3・PC 420 IA LM RU HQ 帰還者

「相手してやるよ。かかってきな」 「ああ任せる。それと、謙遜するのはいいが"代わり"って言葉はあまり好きじゃねえんだ」 ノイマンを除く全シンドロームの能力を操る起源種オーヴァード、UGN戦闘員エージェント。元はFHに所属していた戦闘員チルドレンであり、ある事情で脱走した後UGNに保護される。コードネームの『レイン』は能力の幅広さを虹の彩りに例え、"レインボー"からとったものである。 有り余る才能故に自信家であり、好戦的。あらゆる場面で個人行動を好むが、人と話すのは好きとのこと。 ――培養槽が二列に立ち並ぶ不気味な赤い部屋。それら一つひとつに、幾本の管に繋がれた”なにか”が培養液の中で静かに漂っている。記憶が不完全なのかあるいは思い出すのを本能が拒否しているのか、その輪郭は原形を推測できない程にぼやけている。 目の前には、ガラスが割られ培養液が滴る一つの空っぽの槽。立ち尽くす自身の両手は、濡れていた―― 時折起こるフラッシュバックである。それが誰の視点なのか、それらが何を意味するのかはわからない。 FHのチルドレンとして教育されていた頃から記憶は始まっている。すべての能力を操れる由もわからず、自身の出生すら知らぬままサグヘルと名乗るセルリーダーに従っていた。段々と成長していくも遂にそれらの疑念は拭えず、一切を明かそうとしないサグヘルに不信感と恐怖を抱きFHから脱走。身寄りもなく放浪していたところを、後に自分の教育担当者となる龍本昴に拾われたのが10年前である。 サグヘルの正体は彼の兄、嵯峨原 空浪である。チルドレンの頃から凶悪な性格と才能を持つ彩灯の非人道的な計画の始動に伴って行われた殺戮兵器の培養に強く反発するが、その一体が培養槽を破り暴走したことによって致命傷を負った彩灯を見て、彼を『更生』させる事を決意。治療を施すと同時に計画前後の記憶を抹消し〜(途中) 最早自分に纏わる記録は残されていない。フラッシュバックで見る光景から自分が複製体である可能性に怯えながら、自身の生誕と、同時に備わったであろう能力の真相を突き止めるため、残るシンドロームであるノイマンの能力の発現を追い求める。

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