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一般的な家庭に生まれた女の子。一人っ子で両親のことが大好きだった。 ちはるは外で遊ぶのが大好きで、よく外で遊んでいた。とても元気な子だった。 ちはるが小学校に入る前、両親とちはるで遊園地へと遊びに行った。 その日はとても楽しく両親との最初で最後の思い出となった。 特に家族みんなで観覧車に乗ったのが一番印象に残っていた。 ちはるが家でお留守番をしていた時、自宅に数人の警察官が押し寄せてきた。 そこで両親が乗っていた車が大型トラックと衝突し、両親ともに死んでしまったことを知らされた。そしてちはるは心を閉ざしてしまった。 そんな中、伯父に引き取られることになり、そこから二人暮らしが始まった。その日からちはるの人生は変わり始めた。伯父はとても乱暴で、小学校入りたての子供にも関わらず、仕事のストレス発散としてちはるが使われ、背中には根性焼き、体は殴られ、熱湯をかけられたりとひどいDVを受けていた。 ちはるが中学校に上がると、そのいじめはエスカレートしていき、毎晩性的虐待を受けていた。家にもまっすぐ帰ってくるようにと言われ、友達が出来るはずもなかった。親戚の人達が稀に家に来るが、みんな見て見ぬ振りをする。児童虐待相談所にかけあっても、全然動いてくれない。そんなつらい生活の中、ちはるは高校に上がった。そんな高校の中でちはるを気にかける男性がいた。 そんな男性と付き合うことになったが、伯父のことを話せるわけもなく、心を開けないまま付き合っていた。隠しながらでも、彼氏と付き合っているのは楽しかったし、人生で初めて幸せを感じていた。 そんな中、ちはるのことを気にかけている彼氏は家までつけて行って、ちはるが伯父に虐待されている姿を目撃する。それを彼氏が止めようと間に入ったが、親に暴力で押さえつけられてしまう。そしてそのまま伯父はちはるに彼氏の目の前で性的虐待を力ずくで行った。 その日から、彼氏はちはるの前から姿を消した。 楽しかった世界からまた最悪な日常に叩き落される。そんな人生なら楽しいことなんて一つもいらない。 そう考えたちはるは、自殺をしようと、学校の屋上から飛び降りようとした瞬間、死と絶望に惹かれてトゥールスチャがやってきた。そのままトゥールスチャがノアに呪いをかけて異空間へと閉じ込めた。

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