タグ： 海石榴邸殺人事件

ウカ アメリカ人顔の派手髪画商。 たくさんの絵画を「咀嚼し飲み込む」ことを楽しみとしている。 ピンクの髪にオッドアイの瞳。 ひょろりと長細い体つきのアメリカ人顔の男。 本人によれば、アメリカ人の両親から生まれたが、日本育ちのため日本語しか喋れないらしい。 英語は喋れないらしいが、本人が話す日本語はわりと語尾のクセが強め。 アメリカ人らしいフランクな性格だが、結構しっかり敬語で話してくる。 テンションはいつでも高い。 絵画であればなんでも食いつく根っからの鑑賞好き。 画商もお金を稼ぎたいためではなく、絵画がたくさんみられるからという理由でやっている。 そのため生活がカツカツ。 絵画を見て、画家の意図を自分で考えて解釈することが大好きで、その行為のことを「絵画を咀嚼し飲み込む」と表現している。 本人曰く、絵画にも味があるらしい。 今回海石榴邸に来たのは、単純に絵画を見たかったからである。 絵画を集めたり見たりすることが好きというつながりで、海石榴氏のことは耳に入っており、お話しできたらいいな〜くらいの呑気な気持ちでおよばれした。 出来れば海石榴氏のコレクションを見たいとまで思っている。 「人を喰う」いわくつきの絵画に関して、本人は普段からそういうものが懐に舞い込んでくることもあるため怖いとは微塵も思っていない。「むしろ私が食ってやりまショウ」とまで思っている。 (ここから下はパーソナルなところなのでセッション時には一時的に削除しようと思ってます。) プラムス・グラ・ミリアレイン アメリカ人顔の派手髪画商、ウカを名乗っている。 元、画家の「李迪」。 産まれてすぐ両親が蒸発。 アメリカ中の施設をたらい回しにされた挙句、日本の裏社会へ「プラムス・グラ・ミリアレイン」という仮称を付けられて売られた。 が、裏社会ですらプラムスを捨て、最終的に日本人のとある夫婦に拾われた。 しかし、拾われた家庭もそうそう良いものではなく、父が癇癪持ちのアル中であり、母に日常的に暴力を振るっていた。 母はいつもプラムスを父の暴力から身を挺して守ってくれ、父の分をもってあまりある愛情をプラムスに注いでくれた。 そんな中、学生だったプラムスは、美術の課題で描いた絵がきっかけで画家の才能を開花させた。 プラムスが描いた絵画はいくつも有名な画家の目に留まり、プラムスは一躍「天才少年画家」として名を馳せた。 プラムスは名義を「李迪(ﾘﾃｷ)」とし、学業以外のほぼ全ての時間を絵を描くことを費やしお金を稼いだ。 プラムスのおかげで、プラムスの家族は裕福になった。 プラムスが二十歳になる頃には、母は父に代わってお金を稼ぐためにパートをいくつも掛け持ちしなくても良くなり、化粧品など身だしなみにも気を回せるようになった。 しかし父は変わらず、いつものように癇癪を起こした。しかしその時は刃物を持ってきてしまったのだった。 プラムスは母を刺させまいと母を庇って腕に何回も攻撃をうけた。 その間に母が警察に通報し、父は現行犯逮捕、プラムスは病院に運ばれた。 病室で目覚めたプラムスは自身の右手に違和感を覚えた。 そこには自分の右腕はなかった。 かわりに冷たい鉄の義手が付いていた。 父がプラムスの右腕を刃物で何度も刺したせいで右腕からの出血が止まらず、医者は失血死を避けるために切断を決意していたのだった。 プラムスは絵が描けなくなった。 それどころか、プラムスに追い打ちをかけるように不幸は続いた。 プラムスを大事に育ててくれた母が急死した。 プラムスが幼い頃に、プラムスの養育費を稼ぐために父の分までパートを掛け持ちして、難病にかかっていたようだった。 度重なる不幸が続いてしまったプラムスは心を閉ざしてしまい、ただ病院を徘徊して過ごすだけの日々を送っていた。 そんなプラムスに、1人の隻眼の医者が声をかけた。 「自慢の母親が褒めた絵の才能が残ったんだから、それを活用しないでどうするんだ」 「絵が描けなくても絵を見る力は残ったんだ。羨ましいぜ、目が見えるなんてよ」 その言葉にプラムスはひどく感化され、それからプラムスはリハビリに精を出し、ついには退院した。 退院したプラムスは名義を「ウカ」とし、残った絵を見る才能を活かして画商になった。 類稀なる絵を見定める才能とプラムス自身のフランクな性格もあって、仕事がなくなることはない。 絵を暴食している。 ウカ……「食」の意 プラムス……すもも グラ……暴食 ミリアレイン……バーミリオン(赤っぽい色)と鶴の英語クレインの造語 紅鶴……フラミンゴ 李迪……中国の画家

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