タグ： 花冷えに亡く季節

クトゥルフ2015　P14 自宅警備員参照 セオドア・フローレス ロスト 一人称は僕、二人称は君。 記憶喪失の博愛主義者。 生きとし生けるもの皆全て美しいと思っている。 冗談でもなんでもなく、顔や性格が悪くても生きてて偉いね精神。 すぐに「綺麗」とか「美しい」とか言うせいで人誑しと化しているが本人に悪気はない。 感受性が豊かな為、物語の登場人物に感情移入しすぎるタイプ。 登場人物が泣いていたら泣くし、笑っていたら笑う。 その時集中している為か、時々真顔のまま涙を流していたり、目が笑っていなかったりする。 自分の価値観を形成する為の記憶がないせいでその辺がめちゃくちゃになっている。 その日その日を生きることに精一杯だと言う割には、生きる意味を欲しがったり この世の全てには大した価値はないのだと言った翌日には全てのものには意味があると言ったり 感受性が豊か故に他人の価値観に簡単に左右される。 普通の人なら「君はそう思うが俺はこう思う」なのを、セオドアは全ての人に対して「僕もそう思うよ」になってしまう。 外から見ればめちゃくちゃで筋が通ってないが、彼の中では「この人がこう思うのは確かに理解できるし、一理ある。」と本気で考えている。 ただ本人も自分を客観視した時に、自分の言っている事がめちゃくちゃなのがわかっている。 記憶を取り戻せば、きっとこの強すぎる感受性もどうにかなるはずだ。 これは決して楽観視しているわけではなく、祈り。 せめて自分を自分たらしめる何かを手にしたいと願っている。 博愛主義がそうだろうと言われれば、そうかもしれないが、あれは価値観がない故の博愛だし、以前の自分がそうだったとも言えない。 これで記憶を取り戻しても博愛主義だったのなら、認めてもいいが…。

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