タグ： てしかが ののか

弟子屈 希々果(てしかが　ののか) S県I半島にある私立紫咲高等学校工業科所属の17歳！ 大きなお屋敷に祖母や数人の使用人たちと住んでいる。 優しくも厳しくて、少しお茶目な祖母が大好き。美味しいご飯を作ってくれる使用人さんも大好き。 薙刀は祖母から直々に習ったもの。任せてくださいおばあさま！日々精進ですわ！ 好奇心旺盛で新しいもの好きなので1年次によくわかっていなかったがなんとなく変人部に入部した。 父親と母親がいるが2人は仕事の関係上別の県に住んでいる。両親は希々果に良くしてくれるし、希々果も両親が好きだ。だから別に疎遠と言うわけではない。ただ向こうの仕事が忙しくなるとどうしてもそちらにかかりきりになってしまい一人娘を放っておく形になるのが心苦しかったらしく希々果は幼い頃から祖母の家に預けられている。 定期的に会うし泊まりに行くし泊まりに来られるし定期連絡もあるので別に何不自由ない。 けれど、やはり幼い頃はそうもいかなかった。 仕事が終わらないからと言われてしまうと何も言えなかった。本当はクラスの子が言うように休日には両親と一緒にピクニックをしてみたかったし、海に行ってみたかったし、テーマパークだって行きたかった。別にどこにも行かないで家にいてもよかった。 祖母は好きだ。大好きだ。それでも一番は、両親と一緒に、同じ布団で、川の字とやらに並んで、寝てみたかった。 今日はお泊まりのはずだったのに急用が入ったと慌ただしく祖母の家から出て行った両親を思い出しながら、一人広い布団の中で声を殺して何度も泣いた。そんな思い出がたくさんある。 そんな幼い日のいつか、ついに耐えきれなくなって祖母に寂しいと泣きついた。 涙ながらに嫌だ、寂しい、帰りたい、と頻りに両親を呼ぶ希々果に祖母がくれたのが、その頃から現在に至るまでの友人になるテディベアだった。 ふわふわの友人の助力や祖母の愛情たっぷりの教育によって少し変な方向に思い切りがいいが吹っ切れた強いいい子に育った。 よく笑って、よく動いて、よく学んで、そして本当は少し泣き虫な女の子に。 両親の職業がそれなりに規模がある暴力団の頭とその妻であるため祖母との暮らしに関わる使用人はまだ良いが、実家に遊びに行くとかなりの数の屈強な男性に囲まれるのが癪。 私おばあさまの教えのおかげで自分の身くらい自分の手で守れますけれど！邪魔ですわ！前が見えませんの！ 自分より強くてしっかりした人じゃないと両親の組を任せるつもりがない。自分が成人するまでに現れなかったら女だろうと自分が組を継ぐつもりでいる。 〜呼び方〜 ・松田ヒノ→ヒノちゃん ・高富士透→高富士さん ・櫻谷敷晶→櫻谷敷先輩 ・電通部長→部長先輩 ・風見千里→風見さん 〜不定発狂〜 1話目にして発狂して土を食いましたわ！(一時) 幻覚を引きましたわ！　ふわふわしたものを見るとテディベアに見えますわ！(2か月)

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