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雷神への信仰から生まれたレネゲイドビーイング。 ひれ伏す者がどのくらいいるかが神の存在価値と考えているため、定期的に雷を各地に落とし、信仰や畏怖の念を忘れないように人々を戒めている。 生まれて以来、数々の伝説に名を残してきた、欧米圏の雷神の頂点。 「ヴォーダン」「オーディン」「ユピテル」「ゼウス」「イリヤ」などなど様々な名前で呼ばれてきたが、「ドイツのメシ(供物)が一番うまかった」という理由で、ドイツ圏の「ヴォーダン」を名乗っている。 素体は極限まで圧縮された雷雲で出来ており、超高電圧の静電気を発生させることができる。形は不定形で、緑の大きな一つ目が見開かれるとき、世界を終焉へ導くほどの大嵐が起こると言われている。 現在は依代(カウボーイの格好をしたテディベア)にいるか、長身の白人男性に姿を変えて世界を見回っている。 時代によって姿を変えてきたため、よく宗教画などにある雷神は、大抵彼の変化してきた仮初の姿である。 彼の活動してきた範囲は欧米圏のみであるため、他所で活躍する雷神に興味を持っている。日本の雷神である菅原道真が「史上最強」とうたわれることもあり、どんなものかと見に来た。 また、仮にも神なので言葉の壁は存在しない。 ケルト神話で語られている「カラドボルグ(雷の魔槍)」を依代にしたこともあり(本人曰く、「この時が一番キラキラしてた」)、閃光と雷鳴と共に相手を貫くことを得意とする。 現在は、腕に装着されている銃から雷の槍を打ち出す。 銃自体はぬいぐるみにくっついているおもちゃであり、打ち出しているように見えるのは形だけであるため、雷の槍の性能は完全に彼本人に依存している。 (故に射撃ではなくRC) ───── 【神の御言葉集】 「女の神は怖えぞ。お前らも気をつけるんだな」 「これでも既婚で子持ちだ。浮気はしまくりだ」 「人間はちっちぇーから雷を当てるにも当てづれーんだよなぁ……アメリカ人はデカイから当てやすいが」 「インドの方ではゲテモノのメシを出されるらしいな……あいつらも大変だ」 「この人形に入っている理由？テディベアのカウボーイなんて、最高にキュートでクールだろ！！」

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