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蹂躙するは我が手にて　　　HO3　C国 ‣カナリア サンカラアグニス国　軍師兼国王側近 華奢で小柄な体躯には男とも女とも取れない雰囲気をまとっている。 基本的に何事にも柔和な態度を崩さないが、それは何処か物事から一歩離れた立ち位置に居るようで壁を感じるかもしれない。 一人称：私　　二人称：貴方 「サンカラアグニス国軍師、カナリアと申します。私の囀りであなた方が楽しく舞うのを王はお望みです。さあ、私の声に耳を傾けて。華々しく舞ってくださいませ！」 「歌えないカナリアに何の価値があるというのでしょう」 ‣サンカラアグニス国 人口：約6000万人　　　面積：245,000㎢ 国王を絶対神とし、国王が全ての実権を握る宗教独裁国家。 10年に一度王神交代の機会がある。 ‣王神志望者は教育、武力、知力、数多ある様々な王神適正試験を通過後、上位3名のみ二次試験に行くことができる。 　二次では実際に戦に出でて配置された小軍隊に指揮を執ったり、王室の書類仕事など（書類は数年前の試験用レプリカ）、実践に近い形で一週間過ごして貰い、能力の高いものが一人選ばれ、三次に進む。 　三次では現王神との対談、チェス、実戦を国民に観戦させたのち、現状維持か、改新か多数決で決められる。 　王神になったものは国で唯一の協会、サンカラアグニス協会にて、神の御心をお借りする儀式が行われ、それが終われば王神に真に認められる。 サンカラアグニス教 サンカラアグニス国独自の宗教。崇めるべきは空であり、大地であり、自然の恵みある。 それらすべてがあるのも空に浮かぶ唯一の絶対的な炎、太陽のおかげであり、それがなくては人間は生きてはいけない。 故に、太陽を絶対神とし、奉った。 国王は国にとって太陽であるべき、という理念から、王は太陽の加護を受け、国民を照らし守るものとして、その象徴の赤をに身に纏う決まりとなっている。 太陽は二つとあってはならないので、王以外は赤を身につけるのは禁止されている。自然の象徴となる青、黄色を身に着けることを推奨されており、市場に出回るのはその色のものが多い。 例外として、王直属の認められた者のみ、赤いタイを身に着けることがある。 以下PC背景 他PL閲覧禁止。胸糞注意 出生は隣国の一般家庭。 何の変哲もないその家に生を受けた彼は、生まれた時から左目が普通ではなかった。 だが、両親は第一子だった彼を普通の子のように愛し、育てようとした。 しかし、彼が一歳になろうかという頃、彼の家は賊の強盗に遭い、彼を守ろうとして命を落としてしまう。 家に一人残された彼は、両親を殺した賊に人身売買され、運が良いのか悪いのか殺されず、様々な場所を転々としながら散々な生活を送ることとなる。 ある日、浅黒い肌の賊の1人が、彼を閉じ込める檻へとやってきた。 彼はその頃になると、環境は劣悪で、栄養失調でやつれてはいるものの、身長は120cm程へ成長しており、 簡単な言葉を話し、理解することもできるようになっていた。 賊の男が彼に話しかける。 「お前もそろそろでかくなったなあ」 「顔も悪くねえし…顔面だけは殴らなくて正解だった」 「ちょっと出てこい」 外卑た笑みを浮かべて彼を連れ出す。行きついた先は男の部屋だった。 入ってすぐ、隙間風で揺れることのない静かな空気が二人を出迎える。 外の空気が干渉しないその場所は、彼にとって暖かく感じた。 男は彼に服を脱ぐよう、そして男の服を脱がすよう命令する。彼は素直に従っていく。 気づけば彼は男に女のように抱かれていた。 それは決してやさしい扱いなどではなかった。痛がる彼の言葉など聞かず、強姦じみた行為だった。 しかし彼にとっては、彼の認識の中で初めて柔らかい布団に包まれ、暖かい人肌に触れた瞬間だった。 湧き上がる恐怖心と、それを超えるぬくもりへの切望。 彼の体中に汚い欲望を吐き出した男は彼をそのままにして外卑た笑みを浮かべて言う。 「これでお前も大人になったな？よろこべよ、なあ」 汚された彼は、うれし気に歪んだ笑顔を返した。 それは奇しくも自分の名前も誕生日も知らない彼が、無自覚に10歳を迎えたその日だった。

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