タグ： 削磨の探索者

ミツカ。閉鎖的な村にルルとして暮らしている少女。比較的健康体であるはず。 能動的かつ献身的な性格。相手のためならば自己犠牲も厭わないタイプ。ルルとしての役割には疑問を持たず、むしろ自分にしかできない役目として誇りを持っている部分さえある。片割れとして育ってきたルパには親しみをつよく持っており、憎からず思っている。自身の役目が役目であるだけに、成人の儀以降は今のようには暮らしていけないだろうと考えているため、年齢が上がるごとに甘えるようなそぶりが増えているとか、いないとか。別れの瞬間を寂しく思い、一人で枕を濡らしているかもね。 己の身体が小さいことがコンプレックスである。それは、ルパの特効薬として、少しでも効能がある肉が物理的に多い方が彼の益になると考えているため。量がないなら質で勝負すればいいのではないか？と、自身の身体に秘められているらしい薬効をより高める術はないかと、今日も手探りで模索中。手近にある本を手当たり次第に読んで、イイ感じのことが書いてあるものを片端から口に含んでみている。オデ、ルル。コレ、タベテイイ？状態である。教師からの叱責待ったなし。 このように知的好奇心は比較的強く、勉強をして叱責されようともその心は折れない。図太さもここまで来ると厄介。 ルパにちいさなことでもものを尋ねる癖がある。それは、己の知的好奇心を満たす意味もあるが、自分よりも多くを知る彼の声や仕草、姿勢の全てを尊いものだと思っているためだ。慈しみを込めて、今日も彼女は不思議を探しては彼に尋ねている。このやり取りも、あと何度交わせるかな。 ルルって呪いに効くらしいけど、具体的にはどんな薬効なのかな。熱・喉・鼻に効くのかもしれない。いずれ癌にも効くだろうな。 メタ設定：名前の由来は花蜜(ネクター/nectar)から。 語源となるネクタールは、古代ギリシャ・ローマ神話に登場する神々の飲み物。不老不死を与える霊薬の酒。赤いらしい。 ローマ神話『愛と心の物語』では、冥府の眠りについた人間の娘プシューケーがネクタールを飲むことで、神の仲間入りを果たすというシーンが描かれている。 また、nectarはギリシャ語の語根nek-（死）とtar-（打ち勝つ）とからなると考えられている。

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